どうも。ゆっぺ(@greenvip_jp)です。
冬や春先のキャンプで、是非とも持っていきたいのが薪ストーブ。
暖を取りながら熱で調理をすることもできる神アイテムです。
ゆっぺ
極寒のキャンプでも薪ストーブさえあれば快適に過ごせる!
近年キャンプブームなこともあり数多くの薪ストーブが発売されていますが、
どうせならかっこよくキャンプ映えする薪ストーブを使いたい…!!!
そんな人に有無を言わさずおすすめしたいのが『リュック薪ストーブ』です。
なんだこの薪ストーブwwww
強烈に個性的なデザインの薪ストーブで、キャンプ場でも大注目間違いなしのバズリキャンプギアです。
リュックのように背負って持ち運ぶことができ、ミニマルなキャンプを楽しみたい人にもおすすめ。
ゆっぺ
見た瞬間「コレだ!!!!」と思い、迷わず購入してしまいました…
もちろん、薪ストーブとしての機能も健在。
窓からゆったりとした炎のゆらぎを眺めることができ、同時に熱によるヒートグラデーションも楽しむことができます。
使えば使うほどオリジナルの1台へと変化していき、シーズン問わず持って行きたくなるような愛着の湧く薪ストーブです。
ゆっぺ
おしゃれでコンパクトで機能的で、本当に買ってよかった!!!
この記事では、キャンプ映えするおしゃれ薪ストーブ『リュック薪ストーブ』をレビューしていきます。
もくじ
リュック薪ストーブの概要
リュック薪ストーブは、世界中のユニークな商品を展開する「CALAFO」が販売する製品。(製造元はFOCUS UNCLE)
2023年1月にクラウドファンディング「Makuake」にてプロジェクトを実施し、応援購入総額700万円以上を集めた人気の薪ストーブです。
現在プロジェクトは終了しましたが、Amazonや楽天市場などのECサイトで購入が可能です。
サイズは「Small」と「Medium」の2サイズ展開。
奥行きのみ大きさが異なり、ソロやファミリーなど用途に合わせて選べます。
製品仕様
製品名 | リュック薪ストーブ |
サイズ | Small:360(W) × 200(D) × 410(H)mm Medium:360(W) × 290(D) × 410(H)mm |
重量 | Small:6kg Medium:7.5kg |
煙突 | 直径60mm対応 |
薪 | 〜28cmサイズ |
木箱に包まれて到着。
アウトドア感満載のパッケージでテンション上がります。(開封にはバールなどの工具が必要です)
- 薪ストーブ 本体
- リュックベルト ×2
- サイドプレート ×2
こちらがリュック薪ストーブ本体。
男心くすぐられるようなメカメカしいデザインで、眺めるだけでお腹いっぱいです。
左上にはバイオハザードマークのような危険な香りのするエンブレム入り。
中央の窓ガラスは厚さ4mmのドイツ製ガラスを採用し、高温にも耐えられる素材です。
金色のフレームで縁取られておりラグジュアリー感がたまらない…
下部には空気調節レバーが取り付けられており、入る空気の量と方向を細かく調節できます。
前後に3個ずつの計6個付いているため、風向きに応じて調節しやすいです。
右側面の扉を開けることで薪を投入できます。
つまみを回すことで、鍵のように解錠・施錠ができます。
薪受けは広々としており、余裕を持って薪を投入できます。
燃え尽きた灰は下に落下し、投入口の真下の扉を開くことで取り出すことができます。
灰処理のためのギミック等はないため、本体を持って傾けながら処分することになります。
背面にもエンブレム入り。
上部に煙突口が付いており、口径6cmの煙突に対応します。
煙突口の横が調理スペースとなっており、ここが1番熱を持つ箇所です。
周囲には計12個のリングが付いており、リュックベルトや付属のサイドテーブル等を掛けられるようになっています。
こちらが同時購入した煙突。
長さ50cmの5本入りセットで、通常の使用範囲では十分な長さです。
ステンレス素材で熱にも強く、何より軽いので持ち運びも楽々。
衝撃で凹んだりしやすいのが難点ですが、丁寧に扱えば綺麗なまま長く使えそうです。
オス・メスの方向で差し込むことで組み立てられます。
ちなみに、薪ストーブを使う上で是非一緒に用意したいのが「スパークアレクター」と「煙突ガード」。
スパークアレクターは火の粉の飛び散りを防止するための物で、煙突の先端に差し込むことでテントに穴が空くのを防ぐことができます。
煙突ガードは直接煙突に触れるのを防止するための物で、煙突に被せて使用することで火傷から身を守ることができます。
ゆっぺ
どっちも便利だけど、最低でもスパークアレクターは用意したい!(安いし)
煙突ガードは、メーカー様より製品をご提供いただきレビューしております。
リュック薪ストーブの使用方法
薪ストーブの設置方法
- STEP
煙突穴を開ける
薪ストーブを設置するには、煙突穴付きのテントを使用する必要があります。
カバーを巻き上げ、煙突を突き出せるようにセットします。
ちなみに私が愛用しているテントは「ヨカ TIPI」というテントで、ソロキャンプで薪ストーブを使いたい人にはおすすめのテントです。
- STEP
焚き火シートの上に薪ストーブを設置する
焚き火シートを敷き、煙突穴の真下に来るように薪ストーブを設置します。
薪ストーブで芝が焦げる可能性は低いですが、マナーとして準備することをおすすめします。
- STEP
煙突穴から煙突を出す
薪ストーブに煙突を2〜3本差し込み、煙突穴から少しだけ出るようにします。
長いまま差し込むこともできますが、安全のため&スパークアレクターを取り付けるために、あえて半分ずつにしています。
煙突ガードを使用する場合は、この段階で先に差し込みます。
- STEP
残りの煙突を差し込む
残りの煙突を差し込み、設置完了です。
スパークアレクターを使用する場合は、固定用のガイロープをスパークアレクターに結んでから煙突を繋ぎ、最後にガイロープを引っ張って固定します。
サイドプレートの取り付け
2枚のサイドプレートが付属し、薪ストーブの前後に取り付けることができます。
取り付け方法は簡単で、両端のカラビナをフックに固定し、
下から滑り込ませるように持ち上げ、
縁に乗っけるだけ。
工具や部材等は一切使用しないので、現地で簡単に組み立てられます。
使用できる薪のサイズ
コンパクトなことから一般的なサイズの薪は長くて入らず、のこぎり等を使用して自分でサイズを合わせる必要があります。
ぴったり収まる薪の長さが28cm。
細かく焚べたい人は、少し短めにすることで奥まで詰めて入れられます。
ゆっぺ
薪割りの斧ではカットできないので、折りたたみ式のこぎりが便利です!
リュック薪ストーブを使ってみた!
炎のゆらぎとヒートグラデーションが最高に美しい…!!!
カットした薪を投入し、点火!!!
はぁ…
最高に癒やされる…
薪ストーブは風の影響を受けないため燃え荒れることもなく、ゆっくりじんわり燃えてくれるので美しく燃える様子を楽しむことができます。
また、炎のゆらぎは「1/fゆらぎ」と呼ばれており、人の心臓の鼓動のリズムと同じなため、リラックス空間を演出できると考えられています。
ゆっぺ
焚き火とはまた違った雰囲気を楽しめる…
火の強さは空気調節レバーで細かく調節でき、空気を多く送り込んで激しく燃やしたり、空気口をギリギリまで閉じてゆっくり燃やしたりと自在に操作できます。
また、リュック薪ストーブは煙突口の下にも1つの空気調節レバーが取り付けられており、二次燃焼を促進する独特なギミックが搭載されています。
燃やして出た煙に含まれる可燃性ガスに高温の空気を送り込んでさらに燃やすことで、煙を最小限に減らした焚き火を楽しめます。
ゆっぺ
焚き火の時みたいな煙たさを防ぐことができる!
おっと…しばらく燃やしていたら変色が…!!!
これはヒートグラデーションと呼ばれるもので、熱によりステンレスが焼けて変色した状態です。
もともとシルバーの外観だったのに変色してしまうと変な感じもしますが、これが正常な状態なのでご安心ください。(シルバーのまま使いたい人からしたらちょっと悲しい事実ですが…)
ちなみに色合いは温度によって変わります。
- 200〜250度:青色
- 400度付近:紫〜黒色
一晩中燃やすとこんなにも変化が…!
使い方によって焼色も変わるため、誰とも被らない唯一無二の薪ストーブに仕上げることができます。
ゆっぺ
特に革製品など経年劣化が好きな人にはたまらない薪ストーブ…
熱で焼けた色なので、触れても手に色が付いたり汚れることはありません。
そのまま調理をすることも!
天板が超高温となるため、ここに鍋やフライパンを乗せて調理をすることもできます!
ちなみにこの赤くなる様子は、加工等一切なしの肉眼で見た様子です。
ゆっぺ
肉眼でこれだからめっちゃくちゃ熱いぞ…
水を沸騰させてみましたが、全く問題ありませんでした。
直火より時間はかかりますが、じんわりと温まってくるためこれはこれでいい感じ。
ただ、沸騰した際に水が溢れて薪ストーブにかかるととんでもない蒸発音がするため要注意です(笑)
フライパンで肉を焼いてみましたが、こちらも問題なし。
直火でないことから調理器具にススが付かないので、綺麗な状態で使い続けることができます。
ゆっぺ
サイドプレートもあるから広々とスペースを使える!
その際にあると便利なのが煙突ガードなんです!
これがあることで、1番触れてしまう可能性の高い根本の煙突部を保護することができるため、火傷のリスクを回避できます。
ゆっぺ
調理もするなら絶対に用意したい…!
見た目のカッコよさで所有欲を満たされる
何と言っても見た目が最高…!!!
一般的な箱型のシンプル薪ストーブとは程遠い尖ったデザインで、キャンプギア一つ一つにこだわりを持っているおしゃれキャンパーにはぶっ刺さるビジュアル。
私もMakuakeで見つけた際、一瞬で心を撃ち抜かれました…
キャンプ場で使っていると、
- それ、薪ストーブですか…??
- (目の前を横切りながら)じーーーーーっと凝視。
- 高そうですね…どこで購入されました?
と、1日のうちにかなり注目を集めました…(笑)
一見、薪ストーブにすら見えないような個性的なデザインで、キャンプ映えを狙っている人にもかなりおすすめです。
ゆっぺ
薪ストーブのいらないシーズンでも持って行きたくなる…
背負って持ち運べる!けど注意点も…
リュック薪ストーブはその名の通り、リュックのように背負うことのできる薪ストーブです。
荷物になる薪ストーブも、背負うことでおしゃれに邪魔にならず持ち運べるといった新発想の製品ですが…
背中めちゃくちゃ痛いですww
この時は半袖だったので尚更かもしれませんが、下の空気調節レバーが背中にぶっ刺さって、歩く度に痛みを感じます。
冬シーズンなど上着の上から背負うと痛みも軽減できるかと思いますが、リュックのベルトもクッション性が無いため、一般的なリュックのような快適な背負心地は望めません。
とはいえ、持ち運ぶ選択肢が増えるのはキャンパーにとっては嬉しいことなので、これは他の薪ストーブでは成し得ない斬新な機能だと思います。
仕上げの処理が少し残念だった…
デザイン性も機能性も大満足の薪ストーブでしたが、1つだけ気になったのが仕上げの処理。
扉の内側や縁の部分など、綺麗にバリが取られておらず鋭利な箇所がいくつかありました…
ゆっぺ
子どもはもちろん、大人でも下手したら怪我するかも…
しかし、現行で販売されているモデルはユーザーからの声を反映して仕上げ処理も整っているということで安心かと思いますが、それでも一つ一つ手作りの金属加工品のため使用前に確認したほうが良さそうです。
テント内のリュック薪ストーブが最高に粋
夜の静かで冷え込んできた頃、テント内でじっくりと薪を燃やすのが最高に粋な時間…
パチパチと音を鳴らしぽかぽか温かいテント内は、薪ストーブとして代えがたい魅力の1つです。
ソロテントだと1/3ほどのスペースを占拠してしまいますが、それでも使いたくなるのがこのリュック薪ストーブ。
使えば使うほど風合いも深まり、愛着もどんどん湧いてくる一生物の薪ストーブです。
また、テント内で薪ストーブを使用する際“絶対に”用意しなければならないのが一酸化炭素チェッカー。
長時間テント内で薪ストーブを使用すると一酸化炭素が充満し、これがないと最悪一酸化炭素中毒で倒れます。
チェッカーを使用することで一酸化炭素濃度が危険な域に達するとアラームで通知してくれるので、テント内でも安心して薪ストーブを楽しむことができます。
リュック薪ストーブのお手入れ方法
翌朝、火が完全に消えていることを確認したら、薪受けに乗っている灰を砕いて下に落とし、最下層の扉を開けて灰を処理します。
最後はウェットティッシュなどで軽く拭き上げるだけ。
料理の飛び散り等は変色の原因にもなるため、天板付近は特に綺麗に拭き取ったほうが安心です。
ゆっぺ
お手入れもめちゃくちゃ簡単!
リュック薪ストーブはこんな人におすすめ!
リュック薪ストーブは、「おしゃれで機能的な薪ストーブを使いたい」人におすすめの薪ストーブです。
初めての人からするとインパクトが強くちょっと手の出しにくい薪ストーブかもしれませんが、一度使い始めたら使い勝手の良さとヒートグラデーションの美しい移ろいでどんどん愛着が増すため、一生物として思い切って購入するのもありだと思います。(実際私がそうでした!)
2サイズ用意されているので、ソロやファミリーなど用途に合わせて選べるのもポイント。
サイドプレートの嬉しいオプションもあるため、調理をする人にとっては特に嬉しい1台です。
ただ、リュック機能については少し負担もかかるため、「これで快適に背負って運べる!」といった過度な期待は禁物です。
リュック薪ストーブのまとめ
以上、キャンプ映えするおしゃれ薪ストーブ『リュック薪ストーブ』のレビューでした。
使い勝手がとても良く、さらに風合いも楽しめる全く新しい薪ストーブ。
造りも丈夫なので、長きに渡って愛用していきたい人にとてもおすすめのキャンプギアです。
ゆっぺ
これからのキャンプがもっと楽しみになりました…
以上、ゆっぺ(@greenvip_jp)でした。
リュック薪ストーブ