どうも。ゆっぺ(@greenvip_jp)です。
近年、急激に成長しているのがスマートグラス市場。
今回レビューする『VITURE One XRグラス』は、大画面・高画質はもちろんのこと、装着感や取り回しにもこだわった「日常的に気軽に使いやすい」XRグラスです。
柔らかい側圧と肌当たりのいい丸っこい形状により、顔周りのフィット感がとにかく最高。
ケーブルもマグネット式で簡単に脱着できるため、装着から使用開始までシームレスに行えます。
また、特に重宝したのが度数調整機能で、視力の弱い僕でも裸眼で快適に楽しむことができました!
ゆっぺ
メガネ感覚で気楽に扱えるXRグラスです!
この記事では、快適な装着感で大画面を楽しめるXRグラス『VITURE One XRグラス』をレビューしていきます。
この記事は、メーカー様より製品を提供いただき作成しています。
もくじ
VITURE One XRグラスの製品概要
VITURE One XRグラスは、スマートグラスを専門に開発・販売するメーカー「VITURE」の製品。
2023年5月に国内クラウドファンディングサイト「Makuake」にてプロジェクトを実施し、応援購入総額1億8,000万円以上を獲得した超大ヒット製品です!
ゆっぺ
テレビ放映や各ストアにて体験会が開かれるなど、とにかく話題となりました!
特徴
- 最大120インチ・フルHDの大画面
- 「HARMAN」と共同開発した立体音響システムを採用
- 優しく心地よい装着感
- 度数調節機能を搭載
- 拡張アクセサリーが豊富
スペック
サイズ | 163 × 47.7 × 53.7mm |
重さ | 78g |
解像度 | 1920 × 1080 FHD 最大120インチ |
リフレッシュレート | 60Hz |
輝度 | 1800nits |
グラス遮光率 | 5% ↔ 40% |
度数調節範囲 | 0.00D > -5.00D |
カラー | ジェットブラック マットインディゴ |
価格 | 74,880円 |
セット内容
- ITURE One XRグラス 本体
- マグネット式USB-Cケーブル
- ノーズパッド 4サイズ
- クリーニングクロス
- 専用収納ケース
VITURE One XRグラスの外観をチェック
こちらがVITURE One XRグラス本体。
丸みを帯びたレンズで、全体的に柔らかめの印象です。
テンプルも丸みを帯びており、肌触りが非常になめらか。
左側に各操作ボタンが配置されており、輝度・音量を調節できます。
フレームの上部に度数調整ダイヤルを搭載。
0.00D > -5.00Dの範囲内で調節ができ、軽度の近視であれば裸眼のまま使用することができます。
ゆっぺ
左右個別で調節できるのもいいね!
そして、ヒンジの仕上がりが最高。
内側はもちろんのこと、外側にも若干広がる設計のため、装着したときの側圧を優しめにすることができます。
側圧の強さは長時間の装着に大きく影響するため、この設計はナイス。
内側はこんな感じ。
内側のレンズに映像が出力され、外側のレンズで遮光率を設定できます。
ノーズパッドはぶりぶりの極厚。
それなりに重いVITURE One XRグラスも、分厚いノーズパッドによりしっかりと支えられます。
ノーズパッドは全4種類用意されており、好みに合わせて調節できます。
右テンプルの先端にケーブル接続用のコネクタが搭載されており、付属のケーブルをマグネットで固定できます。
誤ってケーブルを引っ掛けてしまっても外れる設計のため、安心して使用できます。
重さは実測80g。
もちろん一般的なメガネより重いですが、着けてみれば全然気にならない重さです。
専用ケースが付属しており、グラス本体とケーブルをまとめて収納できます。
丈夫なハード素材と防止ジッパーを採用し、安心して持ち歩けます。
VITURE One XRグラスの使用感をレビュー
顔周りに気持ちよくフィット
1番印象的だったのが装着感。
普段からメガネを使用する僕は「側圧」を1番気にしているのですが、VITURE One XRグラスは柔軟なヒンジを採用していることで柔らかい装着感を味わえます。
ゆっぺ
側圧が強いと頭痛も引き起こしやすいから、このヒンジはまじで嬉しい…!
また、テンプル含めて全体的にフォルムが丸っこいため、肌に触れたときの感触が非常になめらかで心地良いです。
ノーズパッドがしっかり鼻に食いつくため、ずり落ちてくることもほとんどありません。
メガネあるあるのポジション直しも必要なく、コンテンツに集中できます。
ケーブルは後頭部に向かって流れるような設計のため、使用中も邪魔になりません。
マグネットによる脱着が可能なため、グラスを装着しながらでも簡単にケーブルを接続できます。
ただ、装着したままケーブルを接続すると髪の毛も一緒に巻き込みやすいため、そこだけ注意が必要です…
ゆっぺ
ゴテゴテ感やいづい感じもなく、普段メガネを着用しない人でも馴染んで使用できそうです!
度数調整ダイヤルが最高すぎる…
裸眼でそのまま使用できるのが神すぎる…!!!
度数調整ができないARグラスだと、別途インサートレンズを取り付けたりコンタクトレンズを装着したりと若干手間がかかるのですが、VITURE One XRグラスはグラス本体で度数調整を行えるため裸眼のまま使用できます!
ゆっぺ
これまでわざわざコンタクトレンズを装着していた僕からすると信じられないほど快適!!!
上部に搭載されたダイヤルを回すことで、0.00D > -5.00Dの範囲内でピントを調節できます。
アナログな調節方法のため、片目を閉じて合わせるといった調節方法になります。
僕の場合は「右:4.00 / 左:3.50」だったためダイヤルで対応できましたが、-5.00D以上や乱視の方はオプションのマグネット式レンズフレームを装着することで対応できます。
レンズフレームの購入方法・度数合わせ方法につきましては、VITURE公式指定店「JUN GINZA」のページをご参考ください。
JUN GINZA:https://junginza.com/viture/
フルHDの綺麗な大画面
最大120インチの大画面で、没入感のある映像を楽しめます。
フルHDで解像度も高く、発色も鮮明なためモニターで見るのと遜色ないクオリティでした!
レンズの遮光率を変更できる調光機能も搭載。
2段階の調節が可能で、カフェや電車等で周囲の安全も確認したいときは「明るめ」に設定し、一人の空間でより没入感を味わいたいときは「暗め」に設定するなど、状況に合わせて調節することが可能です。
ゆっぺ
ちなみにオプションの「レンズフード」を被せたら完全真っ暗の超没入感を味わえます…
音質については、米オーディオ機器「HARMAN」と共同開発した立体音響システムを採用。
小さい筐体ながら立体感のある音が感じられ、イヤホンなしでも全然楽しめる音質でした。
音量は、左テンプルのボタンから簡単に操作が可能。
音漏れも最小限に留めた設計ですが若干は漏れてしまうため、環境に合わせてイヤホンとの併用をおすすめします。
合わせて使いたい!拡張アクセサリーを紹介
拡張アクセサリーを組み合わせることで、VITURE One XRグラスのポテンシャルを最大限発揮できます。
中でも主要のアクセサリー2種を紹介します。
VITURE One ネックバンド
- Androidベースの独自OSを搭載
- 音楽・動画配信サービスを利用できる
- AirPlay / Miracastに対応
- アンビエントモードに対応
- PS5 / Xboxを離れた環境からもプレイできる
サイズ | 158.9 × 123.5 × 46.8mm |
重さ | 194g |
システム | Android 11 |
リフレッシュレート | 60Hz |
メモリ / ストレージ | 2GB RAM 128GB ROM |
Bluetooth | 5.0 |
カラー | ジェットブラック マットインディゴ |
価格 | 27,400円 |
VITURE One XRグラスの機能を拡張するアクセサリー。
Android 11を搭載し、各動画配信サービスの視聴やスマートフォンのミラーリング表示を可能とします。
物理ボタンも搭載し、ネッククーラーのように首に掛けて快適に操作することができます。
左側に各操作ボタンを配置。
ホーム・戻る・再生/一時停止など、あらゆる操作をここで管理できます。
右側に接続用のケーブルが伸びており、VITURE One XRグラスと直接マグネットで接続できます。
収納時はコンパクトに折りたたむことができ、専用のポーチも付属しているので傷付けずに持ち歩けます。
実際に装着するとこんな感じ。
そこまで重さは感じず、ネック部分がシリコン製のため肌触りも良いです。
操作するときは、指でつまむようにボタンを押します。
最初は戸惑いますが、慣れればサクサクとコントロールできます。
(画像では左手で操作しましたが、本来は右手で操作するらしいです…)
動画配信アプリをインストールすることで、スマートフォンなしでも動画を視聴できます。
Androidベースの独自OSを搭載し、VITURE用にコントロールしやすいUIとなっています。
ゆっぺ
わざわざスマホを見る・操作しなくても、物理ボタンで簡単に動画を選べる!
また、AirPlayやMiracastに対応しており、スマートフォンの画面をミラーリング表示することも可能。
撮影した動画やスマホゲームなど、あらゆる映像を大画面で視聴できます。
画面をワイプ表示できるアンビエントモードも使用でき、映像を見ながら別な作業をしたい時や、一時的に視界をクリアにしたい時におすすめ。
周囲の状況を確認できるため、屋外で使用するときに特に重宝します。
そして、VITURE One ネックバンドの目玉機能がPS5 / Xboxのリモートプレイ機能。
僕はゲーム機本体を所持していないため試すことはできませんでしたが、自宅↔利用先にネット環境があればXRグラス越しにゲームをプレイできるとのこと。
出張などで自宅を離れる際も、コントローラーさえ持っていけばどこでもPS5 / Xboxをプレイできるなんて最高すぎる…
ちなみに、Nintendo Switchをプレイしたい場合は別なアクセサリーが必要となるため、次項のVITURE One モバイルドックを参照ください。
VITURE One モバイルドック
- Nintendo SwitchをXRグラスでプレイ可能に(2人プレイも可!)
- Chromecast / Fire TV Stick等のメディアプレイヤーにも対応
- モバイルバッテリーとしても使用できる
サイズ | 167 × 90.4 × 17.5mm |
重さ | 361g |
最長駆動時間 | Nintendo Switchの場合:6時間 Steam Deckの場合:3時間 HDMI接続の場合:12時間 |
容量 | 13,000mAh |
ポート | HDMI / USB-C ×3 |
価格 | 21,800円 |
VITURE One XRグラスでNintendo Switchをプレイしたい人に必須のアクセサリー。
VITURE One モバイルドックを介すことでNintendo Switchのゲーム画面をXRグラスに出力でき、且つ最大2人プレイまで対応します。
また、バッテリーとしての役割も兼ねており、外出先でのスマートフォンの充電にも活用できます。
片手にギリギリ収まるくらいのサイズ感。
20,000mAhクラスのモバイルバッテリーと同じくらいの大きさで、重さもずっしりとしています。
ボタンを押すことで4段階のバッテリー残量が表示されます。
側面に各ポートを搭載。
Switchと同じカラーリングなのがちょっとかわいい。
実際にSwitchを接続してみるとこんな感じ。
接続自体はかなりシンプルで、付属のUSB-Cケーブルで繋ぐだけです。
自動でSwitchの画面がXRグラスに出力され、設定等必要なくすぐにプレイできます。
外部コントローラー・Switch本体どちらでの操作にも対応。
映像は鮮明で、リフレッシュレートも60Hzまで対応しているため快適にプレイできます。
Fire TV Stickを接続するとこんな感じ。
注意点が、Fire TV Stickに付属するケーブルがmicroUSB to USB-Aのため、モバイルドックに接続するにはUSB-A to USB-Cの変換アダプタが必要となります。
VITURE One XRグラスのまとめ
以上、快適な装着感で大画面を楽しめるXRグラス『VITURE One XRグラス』のレビューでした。
映像のクオリティも大事だけど、身に着けるタイプのデバイスは装着感も大事。
特に気になりやすい顔周りもVITURE One XRグラスなら違和感なく装着でき、長時間コンテンツに没頭できました。
拡張アクセサリーも充実していることから様々な楽しみ方ができ、仕事からエンタメまで幅広く活用したい人におすすめのスマートグラスです!
以上、ゆっぺ(@greenvip_jp)でした。
VITURE One XRグラス