どうも。ゆっぺ(@greenvip_jp)です。
- 賃貸の床の色が気に入らない!
- 床を傷つけないよう対策をしたい!
- 部屋の雰囲気をガラッと変えたい!
これらの悩みを解決するのに手っ取り早いのがフロアタイルを敷くこと。
ネット通販やホームセンターで手軽に手に入り、基本的に敷くだけのものがほとんどなので誰でも簡単に施工できます。

ゆっぺ
自分でできるから業者に依頼する必要もなし!
最近引っ越しをしたのですが、元の床の色がどうしても部屋の雰囲気に合わなかったのでフロアタイル敷きに挑戦してみました!


全っ然雰囲気違う…!!!!!
シンプルで味気ないフローリングも、フロアタイルを敷くことでお店の床のようなおしゃれな空間に早変わり!
DIY感覚で敷くことができ、素人でも綺麗に仕上げることができます。
また、原状復帰が可能なので賃貸住まいの人にもおすすめです。

ゆっぺ
部屋の雰囲気をガラッと変えたい人は是非導入してみてほしい!!!
この記事では、フロアタイルの購入から敷き終わるまでの全過程をまとめましたので、購入を考えている人は本記事を参考にしていただけると嬉しいです。
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もくじ
購入したフロアタイル「タンスのゲン」

コスパが良く品質も高い家具メーカー「タンスのゲン」にて購入しました。
フロアタイルの中でも「はめ込み式タイプ」「ボンド接着タイプ」「裏粘着タイプ」と複数存在しますが、今回は原状復帰が可能な接着不要の「はめ込み式タイプ」を選択しました。

カラーは「ヴィンテージ・ウッド」を選択。
タンスのゲンに限らず、全メーカー含めるとかなりのバリエーションがあります。

ゆっぺ
デザイン見て選ぶだけでも結構楽しかったりする…
枚数は12畳分(96枚)購入しました。
部屋のサイズは10畳なのですが、失敗したときや万が一足りなかったときのために多めに購入しました。

実際届いたものがこちら。

ゆっぺ
いや、多すぎだし大きすぎ!!!!(笑)
1枚1枚がかなり大きく、それが96枚分なのでとんでもない大きさで届きました。
しかも、ダンボール1つ1つがびっくりするぐらい重いです。
その重量、ダンボール1つにつきおよそ30kg。それが8個分なので、200kg超えです…

ゆっぺ
配達ドライバーさん、本当にお疲れ様です…!!!
フロアタイルの外観

こちらがフロアタイル本体。
想像以上に柄が本格的で、安物の壁紙のようなぼやけた感じはありません。

表面にはエンボス加工が施されており、細かな凸凹のあるリアルな質感です。
また、土足で歩いても傷がつかないほどの強度があり、床材として安心して使用できます。

触った感じは少しザラザラしていて、プリントではあるもののリアリティが感じられます。

はめ込み式なので、側面は爪のような形状をしています。
固く尖った形状をしているので、取り扱いには十分注意です。

厚みは4mm程度。

96枚全て箱から出してみました。
これが新しい床になると思うとワクワクしてきます。
ちなみにロットによって色の濃度や柄に偏りが出るようで、多くの枚数購入した人は使用前にシャッフルするよう記載がありました。
一応8セット分シャッフルしましたが、実際のところ濃度や柄に偏りはありませんでした。
フロアタイルの敷き方【要点分け】
1枚目の敷き方

いよいよフロアタイルを敷いていくわけなのですが、その前に軽く掃除機でホコリを吸い取りましょう。
大きめのホコリや砂などあると、敷いたときにタイルが沿ってしまいます。

これが記念すべき1枚目!!!!
と敷きたいところなのですが、1枚目を敷くときには注意点があります。

フロアタイルは気温によって伸びたり縮んだりする素材「PVC(ポリ塩化ビニル)」が使われているので、年中伸び縮みに対応できるよう、壁との間に少しゆとりをもたせる必要があります。
方法としては、1枚目のタイルと壁の間に余分なフロアタイルを仮で挟めばOKです。

しっかり挟んで1枚目を敷けば、壁との間に数ミリの空間ができるようになります。
ピッタリ壁につけたい気持ちもわかりますが、後々タイルが隆起してくると大変なことになるのでここは我慢しましょう。
また、向きは爪がはみ出ている方を奥側にします。
逆向きに敷くと、2枚目3枚目とはめ込んでいくのに苦労します。
はめ込む際のポイント

接合部は爪同士が噛み合うように設計されているため、簡単にはめ込むことができます。
横ver

横同士の接合については、斜めに爪を食い込ませ、

パタンと倒せば隙間なく簡単に接合できます。
縦ver
縦同士の接合を行う場合は、少し工夫が必要です。
爪が食い込む形状をしていないのでそのまま上から被せれば良いのですが、ただ被せるだけではしっかり噛み合いません。

公式ではゴムハンマーで上から叩き込めばしっかり噛み合うと記載されていましたが、実際のところうまく噛み合わないし、なにより近所迷惑なほど騒音が出ました…


ゆっぺ
しかも角辺りを叩くと簡単に欠けてしまう…
そこでおすすめなのが「かかと押し込み」です。

全体重をかかとに集中し、接合部めがけてグッと押し込むように踏むと綺麗にはまります。
叩く必要がないので、騒音も出ません。

ゆっぺ
集合住宅や夜の作業ではかかと押し込みがおすすめ!
しかし、かかと押し込みをする際も少し注意が必要です。

中途半端な力で押し込むと、このように端のほうに折れ線が入ってしまいます。
光が反射した時目立つので、全体重を乗せ一気に押し込みましょう。
カット方法「直線」

横に並べていき、はみ出す分はカットが必要です。
まずは、部屋のサイズに合わせてカットラインを引きます。

次は、カッターでカットラインに切り込みを入れていきます。
- 10回程度繰り返して切り込みを入れる
- タイルが硬いため力を入れてカッターを引く
- カッターは文具用ではなく工具用を使用すると切りやすい
- 刃こぼれしやすいので刃は多めに用意する

10回程度なぞるとこのくらい切り込みが入ります。
完全に切断することは不可能なので、ここから折っていきます。

タイルをひっくり返し、折り目付近に体重を乗せます。

ここで思い切り力を入れながら引き上げると、「パキッ!」と音を立てて切り込み通りに綺麗に折ることができます。

ゆっぺ
最初は少し抵抗があるけど、慣れると快感…♪

折り目もピタッと綺麗です。
カット方法「不規則な形」

間取りによっては、柱の際など特殊な切込みを入れなければならない場合もあります。
少し面倒ですが、のこぎりや電動工具などを使用してカットしていきます。

まずはカットする位置にラインを引きます。
この際も壁からタイル1枚分の隙間を設けることを忘れずに。

それからカッターでカット。
といきたいところですが、カッターでカットしようとすると日が暮れてしまうので、

ここは素直にのこぎりや電動工具を使いましょう。
私はジグソーでカットしました。
のこぎりでも簡単にカットできます。


綺麗に敷けました。

しっかり寸法を測れば、どんな出っ張りがあっても綺麗に敷くことができます。
終盤の敷き方

終盤辺り、若干隙間が残ります。
ここでは横方向にカットする必要があります。

まずは隙間の寸法を測ります。
ここでもタイル1枚分の隙間を忘れずに。

隙間分をタイルにライン引きします。
横に長くラインを引くので、余分なタイルを重ねて定規代わりにすると1回で引けます。

ラインを引いたら、そのままカッターで切り込みを入れます。
長いので途中で逸れないように慎重に…

ある程度切り込みを入れたら、同様に折っていきます。
幅が短く横に長いので、上手く体重をかけながら、少しずつ折込を入れていきます。

上から下まで折込を入れたら、最後に一気に折ります。

しっかり切り込みを入れれば、たとえ幅が狭くても綺麗に折ることができます。

隙間にもばっちり収まりました。

何枚か必要になると思うので、1枚目を重ねてライン引きすれば簡単に量産できます。
フロアタイルを敷き終わるまでの記録

ここからはフロアタイルを敷き終えるまでの様子をダイジェストでお送りします。
1日目 16:00 タイルの開封

冒頭でもお見せしたように、まずはタイルの開封から始まります。
開封しながら、濃度や柄に偏りがないようシャッフルします。
96枚分あり、1枚1枚重さもあるのでこの時点で1時間ほどかかっています…
1日目 17:00 タイル敷きスタート

テレビ台をどかし、ここの角から1枚目をスタートさせます。

1枚目の位置が決まれば、後はカットしながら進めていくだけです。
どんどん床が進化していき、この時はウキウキでした。
そう、この時までは…
1日目 19:00

慣れないカット作業もあり、ここまで敷くのに2時間ほどかかりました。
部屋の1/5ほど敷き終わり、それらしくなってきました。
まだ楽しいです。
1日目 21:00

さらに2時間後、部屋の2/5ほどが敷き終わりました。
ソファーなど移動しながらの作業なので結構疲れます。
この辺からメンタル的にしんどくなってきました。
1日目 23:00

更に2時間後、疲労感からペースが落ち、2列分しか敷けませんでした。
座りながらの作業で腰も痛くなり、この辺で1日目は限界を迎えました。
2日目 12:00

おはようございます。
朝日が気持ちいいですね(お昼)。
デスクも移動しながらコツコツ頑張り、ようやく4/5が敷き終わりました。
2日目 13:00

ここで最後の1列に到達しました。
2日目 14:00 終了

2日目 14:00を持ちまして、10畳全てにタイルを敷き終えることができました。
時間にすると半日ちょっとで、朝から晩まで作業し続ければ10畳程度であれば1日で敷き終われそうです。
お披露目!!!

ついに完成!!!!!
かつてアイボリー色だったフローリングが、フロアタイルを敷くことでヴィンテージ・ウッドへと早変わり。
部屋の印象もガラッと変わりました。

もともと家具がヴィンテージよりのデザインなので、アイボリーのフローリングより断然こっちのほうがよく馴染みます。

ゆっぺ
達成感凄いし、何より床1つでこんなにも印象変わるなんてびっくり!!!
フロアタイルの購入枚数は少し多めがいい

左側が余ったタイル。右側が端材となります。
余ったのは12枚で、ちょうど1セット分(1箱)です。
参考までに、10畳だと約80枚必要だということが分かりました。(カットが失敗したものや割れたりしてしまったものをあるので、実際は84枚と少しオーバーしてしまいました)
購入する時は、少し多めの枚数を購入した方が安心して作業ができます。
フロアタイルの「メリット」
フロアタイルを選ぶ上でのメリットをご紹介します。
敷くだけだから賃貸でもOK

フロアタイルはフローリングの上に敷くタイプなので、床を傷つけることなくリフォームでき、原状復帰も容易です。
安価なシールタイプもありますが、そちらは床に貼った際剥がすのが困難で、引っ越しする際にかなり苦労します。
土足でも耐える丈夫な素材
フロアタイルは耐久性に優れ、美容室などの土足で立ち入る場所にも使用できるほどです。
通常のフローリングに比べ、凹みにくく傷もつきにくいです。
テレビ台やソファーの脚などの足跡も全く残りません。

ただ、絶対につかないわけではなく、鋭利なものでひっかくと流石に傷はついてしまいます。
フローリングよりかは断然耐久性があるため、床へのダメージを気にせずに生活したい人は導入をおすすめします。
耐水なので水をこぼしても安心
フロアタイルは耐水なので、万が一水をこぼしてしまっても簡単に拭き取れます。

試しに水を少したらしてみましたが、

ティッシュでササッと簡単に拭き取れました。
シミにもならないので、キッチン周りなどでも安心して使用できます。
既存のものと思えるくらいリアルな質感

「流石に素人だからちょっとした手作り感が出ても仕方ないかな…」
と思っていたのですが、まるでプロが施工したかのような美しい完成度に仕上げることができました。
タイル1枚1枚の作りがしっかりしているので、質感もよく、隣同士のタイルとも綺麗に噛み合います。
敷くのにちょっとした手間はかかるものの、仕上がりは本物です。
フロアタイルの「デメリット」
フロアタイルを選ぶ上でのデメリットをご紹介します。
加工が大変
やっぱり加工が1番大変だった…
1から自分でやらなければならないので、難しい工程ももちろん自分でやるしかありません。
質が良い分強度があり、何枚も加工しなければならないので忍耐力が必要です。
多少の個体差がある
個人向けのDIY商品のため、多少の個体差があります。
例えば、タイル同士の噛み合い。

敷き方にも問題があるのかもしれませんが、タイル同士の噛み合わせがうまくいかず、若干の隙間ができてしまいました。
遠目で見れば気にならないほどなのですが、個体差の影響で噛み合いにくいこともあるということを頭に入れておいたほうがいいです。
温度差によって伸縮が起こる
これは1年を通して使ってみないとまだわからないのですが、フロアタイルを使う上で1番問題視されるのが「タイルの伸縮」です。
フロアタイルに使用されているPVC素材は温度変化による伸び縮みが激しく、室温が高いと伸び、室温が低いと縮みます。
極端に伸び縮みが発生するわけでは無いのですが、場合によっては隆起してしまうこともあります。
そのために、壁との間に若干の空間を設けているわけです。
まだ敷き始めなので伸縮は発生していませんが、変化が起きた場合は追記ささせていただきます。
フロアタイルのまとめ

以上、フロアタイルの購入から敷き終わるところまでの全過程をご紹介させていただきました。
部屋の印象をガラッと変えるにもフロアタイルは超効果的で、素人でも施工できるのでおすすめです。
コーディネートをより楽しみたい人や、既存の床を傷から守りたい人は是非導入をご検討ください!
以上、ゆっぺ(@greenvip_jp)でした。