【DIY】フロアタイルで床を簡単リノベーション!敷くだけなので賃貸にも対応!【敷き方紹介】

8 min

どうも。ゆっぺ(@greenvip_jp)です。

 

床のデザインを変える方法として、1番手っ取り早くおすすめなのが『フロアタイル』を敷くことです。

しかし、フロアタイルを買おうにもレビュー欄を見てみると、

[box class=”ungood” title=”口コミ”]重くて大変・・・[/box]

[box class=”ungood” title=”口コミ”]時間がかかる!![/box]

というレビューが多く、購入前に不安に思ってしまう方も多いと思います。

 

正直、レビュー欄に書いてあることは全部本当のことで、とても重いし時間もかかります。

しかし、それほど質が良いものでもあるんです。

敷く前(アイボリー)
敷いた後(ヴィンテージ・ウッド)

実際に10畳分床に敷いてみたのですが、この通り部屋の印象もガラッと変わり『本当に買ってよかった!!!』と素直に思えるものでした。

敷くだけなので賃貸でも問題なく、私のようにアパート暮らしでも床を傷つけたり穴を開けたりすることなく、綺麗に仕上げることができます。

 

購入前に不安になっている人のためにフロアタイルの購入から敷き終わるところまでの全過程をまとめましたので、「これからフロアタイルを購入しようと思っている人」「フロアタイルの購入を迷っている人」の参考になれば幸いです。

購入したフロアタイル

楽天市場の『タンスのゲン』という家具メーカーから購入しました。

敷くだけタイプで、はめ込み式のものです。

数あるフロアタイルメーカーの中でもなぜ『タンスのゲン』を選んだのかと言うと、昔からここで家具を買っており、品質もよく信頼性も高いからです。

[prpsay img=”https://greenvip.jp/wp-content/uploads/ゆっぺ-普通.jpg” name=”ゆっぺ”]大手家具メーカーだし安心!![/prpsay]

 

カラーは『ヴィンテージ・ウッド』を選択。

木目が強く強調され、ヴィンテージ感がたっぷり出るお部屋になります。

 

枚数は12畳分の96枚購入しました。

実際部屋のサイズは10畳なのですが、失敗したときや万が一足りなかったときのために多めに購入しました。

そして実際届いたものがこちら。

[prpsay img=”https://greenvip.jp/wp-content/uploads/ゆっぺ-驚く.jpg” name=”ゆっぺ”]いや、大きすぎでしょ!!!![/prpsay]

もう少しコンパクトなサイズで届くのかと思いきや、1枚1枚がかなり大きく、それが96枚分なのでとんでもない大きさで届きました。

しかもダンボール1つ1つがびっくりするぐらい重いです。

その重量、ダンボール1つにつきおよそ30kg

それが8個分なので、200kg超えです・・・。

 

女性の方であれば、2人以上での作業をおすすめします。

フロアタイルの外観

こちらがフロアタイル本体です。

思っていたより柄が本格的で、安物の壁紙のようなぼやけた感じはありません。

表面にはエンボス加工がされており、細かな凸凹のあるリアルな質感を表現しています。

また、土足で歩いても傷がつかないほど強度があり、床材として安心して使用できます。

触った感じは少しザラザラしていて、たしかに木の質感に近いなと感じました。

はめ込み式なので、側面は爪のような形状をしています。

固く、尖った形状をしているので、取り扱いには十分注意が必要です。

厚みは4mm程度です。

96枚全て箱から出してみました。

これが新しい床になると思うとワクワクしてきますね。

 

ちなみにロットによって色の濃度や柄に偏りが出るようで、多くの枚数購入した人は使用前にシャッフルするよう記載がありました。

一応8セット分シャッフルしましたが、実際のところ濃度や柄に偏りはありませんでした。

フロアタイルの敷き方ポイント集

①1枚目の敷き方

さて、いよいよフロアタイルを敷いていくわけなのですが、その前に軽く掃除機でホコリを吸い取りましょう。

大きめのホコリや砂などあると、敷いたときにタイルが沿ってしまいます。

何より、数年タイルを張りっぱなしと考えると綺麗にしておきたいところです。

これが記念すべき1枚目!!!!

と早速敷きたいところなのですが、1枚目を敷くときには注意点があります。

フロアタイルは気温によって伸びたり縮んだりする素材『PVC(ポリ塩化ビニル)』が使われているので、伸び縮みに対応できるよう、壁との間に少しゆとりをもたせる必要があります。

方法としては、1枚目のタイルと壁の間に余分なフロアタイルを挟めばOKです。

しっかり挟んで1枚目を敷けば、壁との間にこのくらいの空間ができるようになります。

ぴしっと壁にくっつけたい気持ちもわかりますが、後々タイルが隆起してきたりすることを考えると我慢するしかありません。

②接合する際のポイント

接合部は爪同士が噛み合うように設計されているため、簡単にはめ込むことができます。

横ver

横同士の接合については、斜めに爪を食い込ませ、

パタンと倒せば隙間なく簡単に接合できます。

 

縦ver

縦同士の接合を行う場合は、少し工夫が必要です。

爪が食い込む形状をしていないのでそのまま上から被せれば良いのですが、ただ被せるだけではしっかり噛み合いません。

そこで使うのがゴムハンマー。

公式ではゴムハンマーで上から叩き込めばしっかり噛み合うと記載されていましたが、実際のところうまく噛み合わないし、なにより近所迷惑なほど騒音が出ます・・・。

[prpsay img=”https://greenvip.jp/wp-content/uploads/ゆっぺ-困る.jpg” name=”ゆっぺ”]しかも角辺りを叩くと簡単に欠けてしまいます・・・[/prpsay]

 

そんな時おすすめなのが『かかと押し込み』

全体重をかかとにかけることで、一気にはめ込むことができます。

しかも叩かないので、騒音も一切出ません。

[prpsay img=”https://greenvip.jp/wp-content/uploads/ゆっぺ-普通.jpg” name=”ゆっぺ”]集合住宅や夜の作業では『かかと押し込み』がおすすめ!![/prpsay]

しかし、かかと押し込みをする際も少し注意が必要です。

中途半端な力で押し込むと、このように端のほうに折れ線が入ってしまいます。

部屋のライトが反射した時目立つので、全体重を乗せ一気に押し込みましょう。

③カット方法(直線)

必ずしもフロアタイルが自分の部屋にピッタリ収まるとは限らないので、形状に合うようにカットが必要です。

 

まずは部屋のサイズに合わせてカットラインを引きます。

次は、カッターでカットラインに切り込みを入れていきます。

切り込みを入れる際のポイント

  • 10回程度繰り返して切り込みを入れる
  • タイルが硬いため力を入れてカッターを引く
  • カッターは文具用ではなく工具用を使用すると切りやすい
  • カッターの刃こぼれがしやすいので刃は多めに用意する

10回程度なぞるとこのくらい切り込みが入ります。

完全に切断することは不可能なので、ここから折っていきます。

タイルをひっくり返し、折り目付近に体重を乗せます。

ここで思い切り力を入れながら引き上げると、「パキッ!」と音を立てて切り込み通りに綺麗に折ることができます。

[prpsay img=”https://greenvip.jp/wp-content/uploads/ゆっぺ-普通.jpg” name=”ゆっぺ”]最初は少し抵抗があるけど、慣れると快感♪[/prpsay]

折り目も綺麗です。

④カット方法(不規則な形)

厄介なのがここです。

部屋の角やクローゼット付近はこのように角が飛び出ている場合があります。

もちろんこのままでは敷けませんので、形状に合わせてカットする必要があります。

まずはカットする位置にラインを引きます。

この際も、壁からタイル1枚分の空間を設けることを忘れずに。

それからカッターでカット。

といきたいところですが、カッターでカットしようとすると日が暮れてしまいます・・・・・

なので、ここは素直にのこぎりや電動工具を使いましょう。

私はジグソーでカットしました。

のこぎりでも簡単にカットできます。

ばっちり綺麗に敷けました。

しっかり寸法を測れば、どんな出っ張りがあっても綺麗に敷くことができます。

⑤終盤の敷き方

終盤辺り、若干隙間が残ります。

ここでもカットが必要となります。

まずは隙間の寸法を測ります。

ここでもタイル1枚分の空間を忘れずに。

隙間分をタイルにライン引きします。

横に長くラインを引くので、余分なタイルを重ねて定規代わりにすると1回で引けます。

ラインを引いたら、そのままカッターで切り込みを入れます。

長いので途中で逸れないように慎重に・・・

ある程度切り込みを入れたら、同様に折っていきます。

幅が短く横に長いので、少しずつ折込を入れていきます。

上から下まで折込を入れたら、最後に一気に折ります。

しっかり切り込みを入れれば、たとえ幅が狭くても綺麗に折ることができます。

隙間にもばっちり収まりました。

何枚か必要になると思うので、1枚目を重ねてライン引きすれば簡単に量産できます。

フロアタイルを敷き終わるまでの記録

ここからは、私がフロアタイルを敷き終えるまでの過程をお見せしたいと思います。

スタートは夕方16:00です。

1日目 16:00 タイルの開封

冒頭でもお見せしたように、まずはタイルの開封から始まります。

開封しながら、濃度や柄に偏りがないようシャッフルします。

96枚分あり、1枚1枚重さもあるのでこの時点で1時間ほどかかっています・・・

1日目 17:00 タイル敷きスタート

テレビ台をどかし、ここの角から1枚目をスタートさせます。

1枚目の位置が決まれば、後はカットしながら進めていくだけです。

どんどん床が進化していき、この時はウキウキでした。

そう、この時までは・・・・・・

1日目 19:00

慣れないカット作業もあり、ここまで敷くのに2時間ほどかかりました。

部屋の1/5ほど敷き終わり、それらしくなってきました。

まだ楽しいです。

1日目 21:00

さらに2時間後、部屋の2/5ほどが敷き終わりました。

ソファーなど移動しながらの作業なので、結構疲れます。

この辺からメンタル的にしんどくなってきました。

1日目 23:00

更に2時間後、疲労感からペースが落ち、1/5分しか敷けませんでした。

座りながらの作業で腰も痛くなり、この辺で1日目は限界を迎えました。

2日目 12:00

おはようございます。

朝日が気持ちいいですね(お昼)。

デスクも移動しながらコツコツ頑張り、ようやく4/5が敷き終わりました。

2日目 13:00

ここで最後の1列に到達しました。

2日目 14:00 終了

2日目 14:00を持ちまして、10畳全てにタイルを敷き終えることができました。

時間にすると半日ちょっとで、朝から晩まで作業し続ければ10畳程度であれば1日で敷き終われそうです。

フロアタイルのお披露目

じゃじゃーーーーん!!!

かつてアイボリー色だったフローリングが、フロアタイルを敷くことでヴィンテージ・ウッドへと早変わり。

部屋の印象もガラッと変わりました。

もともと家具がヴィンテージ向けのデザインなので、アイボリーのフローリングより断然こっちのほうがよく馴染みます。

敷く前の状態はこちら。

部屋の隅々まで敷き詰められるので、面影なく床を一新することができました。

フロアタイルの購入枚数は少し多めがいい

左側が余ったタイル。右側が端材となります。

余ったのは12枚で、ちょうどダンボール1つ分です。

 

計算すると、1畳(約8枚)→10畳(約80枚)

実際使ったのは84枚なので、少しオーバーしてしまいました。

中にカットが失敗したものや割れたりしてしまったものをあるので、ノーミスでいけばぴったり収まるのかな?といった感じです。

基本的に購入する時は、少し多めの枚数を購入した方が安心して作業ができます。

フロアタイルのメリット・デメリット

フロアタイルを使用するにあたり、フロアタイルのメリット・デメリットを紹介します。

敷くだけだから賃貸でもOK

フロアタイルはフローリングの上に置いていくタイプなので、床を傷つけることなくリノベーションでき、原状復帰も容易です。

シールタイプの安価なものもあるのですが、そちらは床に貼った際剥がすのが困難で、引っ越しする際にかなり苦労します。

土足でも耐える丈夫な素材

フロアタイルは耐久性に優れ、美容室などの土足で立ち入る場所にも使用できるほどです。

通常のフローリングに比べ、凹みにくく、傷もつきにくいです。

テレビ台やソファーの脚などの足跡も、全く残りません。

ただ、絶対につかないわけではなく、鋭利なものでひっかくと流石に傷はついてしまいます。

(フロアタイルの角を擦ってしまいました)

耐水なので水をこぼしても安心

フロアタイルは耐水なので、万が一水をこぼしてしまっても簡単に拭き取れます。

試しに水を少したらしてみましたが、

ティッシュでササッと簡単に拭き取れました。

シミにもならないので、台所などでも安心して使用できます。

既存のものと思えるくらいリアルな質感

「業者がやったものじゃないから多少の手作り感は出るかな・・・」

と思っていたのですが、そんなことは全くありませんでした。

タイル1枚1枚の作りがしっかりしているので、質感もよく、隣同士のタイルとも綺麗に噛み合います。

素人が1人で敷いてもこの出来栄えなので、正直びっくりしています。

加工が大変

ここからデメリットの話になるのですが、フロアタイルを敷く上で1番大変なのが加工です。

1から自分でやらなければならないので、難しい工程ももちろん自分でやるしかありません。

 

質が良い分強度があり、何枚も加工しなければならないので忍耐力が必要です。

多少の個体差がある

フロアタイルにも多少の個体差があります。

例えば、タイル同士の噛み合い。

敷き方が問題なのかもしれませんが、タイル同士の噛み合わせがうまく行かず、若干の隙間ができてしまいました。

遠目で見れば気にならないほどなのですが、個体差の影響で噛み合いにくいこともあるということを頭に入れておいたほうがいいです。

温度差によって伸縮が起こる

これは1年を通して使ってみないとまだわからないのですが、フロアタイルを使う上で1番問題視されるのが『タイルの伸縮』です。

 

なぜタイルの伸縮が起こるのかというと、タイルの素材に『PVC(ポリ塩化ビニル)』が使われているからです。

PVCは温度変化による伸び縮みが激しく、室温が高いと伸び、室温が低いと縮みます。

極端に伸び縮みが発生するわけでは無いのですが、場合によっては隆起してしまうこともあります。

そのために、壁との間に若干の空間を設けているわけです。

 

まだ敷き始めなので伸縮は発生していませんが、1年を通してタイルの状況を追記していきます。

フロアタイルのまとめ

以上、フロアタイルの購入から敷き終わるところまで、全過程を紹介しました。

部屋の印象をガラッと変えるにもフロアタイルは超効果的で、初心者でも簡単に扱えるのでおすすめです。

部屋の印象を変えると気分も変わりますので、今の部屋に飽きてきたと感じる人は、ぜひ一度フロアタイルを敷いて気分転換をしてみてください。

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