どうも。ゆっぺ(@greenvip_jp)です。
ついに購入しました………
無垢の一枚板!!!!
無垢の一枚板が何なのかというと、簡単に言うと何も加工されていない天然の木の板です。
私が以前まで使用していたPCデスクがこちらなのですが、天板はホームセンターで購入した板です。
ゆっぺ
その板とは何が違うの?
一般的にホームセンターで売られている板(画像の板)は『集成材』という種類のもので、断面寸法の小さい木材を接着剤でくっつけた人工の板です。
無垢の一枚板はというと、そのまま森で伐採してきた天然の板です。
切り落とした木のまんまなので、木目も綺麗に出ていますし、厚みもかなりあります。
その丈夫さから『一生モノ』とも言われています。
ゆっぺ
その『天然の木』というものに触れてみたく、思い切って購入しました!
今回は、今まで使用していた人工の板をとっぱらい、新しく天然の一枚板を取り付けていこうと思います。
- 無垢の一枚板の魅力
- 無垢の一枚板のオイル塗装方法
- 無垢の一枚板で気をつけること
もくじ
無垢の一枚板の概要
今回購入した一枚板がこちら。
あきたの材木屋で購入しました。
他社と比べて格安な値段、購入前や購入後の丁寧なサポートなど、とても好印象だったのでこちらを選ばさせていただきました。
ゆっぺ
細かいところまで丁寧に説明してくれました!
気になるお値段は、加工込みでおよそ10万円でした。
ゆっぺ
たっかい!!!!!
さすが一生モノと言われるだけあります。
サイズは、長さ1950mm × 巾680mm〜730mm × 厚み70mm。私よりも遥かに大きいです。
重量はおよそ80kg。めちゃ重いです。
何重にも包まれており、非常に丁寧な梱包で届きました。
さっそく開封していきます。
じゃじゃーーーーーーーん!!!
ゆっぺ
こ、これが無垢の一枚板というものか…!!!
天然で生きているというだけあって、集成材にはない不思議なオーラを感じました。
お店にこの一枚板の樹齢を聞いてみたところ、100年は軽く超えているとのことでした。
木目もかなり綺麗に出ています。
全面にプレーナー掛けをしてもらい、バリを全部とってもらいました。
なので表面も耳もスベスベです。
角も少しとってもらい、丸みを帯びています。
天板を取り替える
集成材の天板をとっぱらい、新しく無垢の一枚板を設置しました。
ゆっぺ
なんかもうインパクトが強すぎて…
今まで厚さ30mmしかない薄っぺらい天板を使用していたので、急に70mmともなると衝撃が凄かったです。
正面から見るとこんな感じ。
横は1950mmもあるので、かなり幅広です。
こちらが70mmの厚さ。
年数が経つにつれ厚くなっていき、厚みがあるほど樹齢の高い木だそうです。
古い木であるほど価格も高騰します。
私が個人的に無垢の一枚板で気に入っているポイントが、この耳の部分です。
一枚板の耳の傾斜は、円柱の木の側面にあたります。
ゆっぺ
PC作業する時、肘がいい感じにフィットしそう!
見た目的にもおしゃれでとても気に入っています。
手触りは天然の木そのもので、さらさらしています。
若干木のぬくもりも感じられる気がします。
長年使うためのオイル塗装
さっそくこのまま使っていきたいところですが、木も生きているので事前のケアが必要です。
長年使っていくためにも、塗装はめんどくさがらず行いましょう。
ケアの材料として、こちらを用意しました。
- エッシャクラフトオイル
- ウエス
- 塗料カップ
天板の塗装は天然の色のまま使いたい人もいれば、別な色を塗装して自分オリジナルにしたい人もいると思います。
私は天然の色を活かしたいので、天然オイル塗装を選択しました。
使用する『エッシャクラフトオイル』については、あきたの材木屋でも推奨されている天然植物油を使用したオイルで、無垢の一枚板との相性が非常に良いです。
浸透力が極めて良く、木目を鮮明に引き立てます。
また、深くまで浸透し内部で固め、水の侵入を防ぎながら木の呼吸を防ぎません。
木にとっても利用者にとってもWIN – WINなオイルとなっています。
塗装方法は、表面に浸透しやすいよう刷毛ではなくウエスを使用します。
抜け毛を防止し、ムラにもなりにくいのでウエスを推奨します。
表面を整える
紙やすりやサンダーを活用し、表面を整えます。
最初は目の少し粗い#180から始め、小キズ等が消えてきたら#240で更に表面を仕上げます。
最終的には#280で最終仕上げをします。
表面が整ったら、ウエスで木くずを拭き取ります。
しつこく木くずが出てくるので、繰り返し拭き取りましょう。
塗料の準備
表面を整えたら、次は塗装の準備に入ります。
エッシャクラフトオイルは一斗缶に入っています。
- STEP
プロテクターを引き抜く
プロテクター(白いつまみ)に指を通し、横方向に引き抜きます。
- STEP
フタを外す
フタの中心に親指を当て、グッと力強く押し込みます。
押し込むとパキッと音を立ててフタが凹み、外れます。
- STEP
栓を抜く
最後に、半透明の栓を抜けば完了です。
開封したら、塗料カップに適量つぎ込みます。
ジャバジャバした液体で、塗るときも非常に伸びが良いです。
少しオイルっぽい匂いがしますので、換気も忘れずに。
ウエスで塗装
実際に塗っていきます。
ウエスに少量オイルを染み込ませます。
天板に薄く伸ばしながら塗っていきます。
- 塗料は薄く伸ばす程度に
- 厚塗りはムラのもと
- 木目に沿って塗っていく
- 全体のバランスを見ながらムラにならないように
今回は表面と側面だけ塗装します。
半分ほど塗り終えました。
右が塗る前、左が塗った後です。
オイルを使うか使わないかではここまで差が出ます。
表面を塗り終えたら、次は耳の部分を塗ります。
両木口はオイルを吸いやすいので、ムラにならないようにしっかり染み込ませてください。
拭き取り
全面を塗り終え、10〜15分ほどしたら新しいウエスでオイルを拭き取ります。
乾燥
全面のオイルを拭き取ったら、丸1日乾燥させます。
ゆっぺ
塗装時期は、春〜秋が最適です。
完成!!
丸3日後、塗料が完全に乾きました。
無塗装とは比べ物にならないくらい良い出来栄えです。
木目もしっかり強調され、インパクトがより増しました。
ムラもほとんどなく、きれいな仕上がりです。
塗料自体伸びがとても良いため、塗装初心者の人でも気持ちよく塗り進められます。
【注意】オイルの処分方法
オイルは自然発火の恐れがあるため、必ず水に浸してから処分してください。
このように水を浸透させ、そのまま袋に入れて処分してください。
無垢の一枚板の魅力
無垢の一枚板の魅力を紹介します。
長年使える
無垢の一枚板はとても丈夫で、一般的な家具のようにコロコロ買い換える必要がありません。
反りや傷などはもちろん出てきてしまうのですが、しっかりとメンテナンスしていけば孫の代まで受け継げるほどの寿命を持っています。
愛着が湧く
長年使えるとなると愛着も湧いてきます。
表面の傷、凹みなども思い出として残り、自然のものなので全く同じ形状のものも存在しないことから自分オリジナルの一枚板としてずっと残ります。
存在感が凄い
一枚板は自然に育った木そのものです。
厚みもあり、木目もそのままなので存在感が凄くあります。
無加工のものであれば形もいびつで、耳の部分には傾斜がついています。
私はPCデスクとして活用していますが、ダイニングテーブルやベンチとして活用しても、その存在感を活かすことができるでしょう。
経年劣化が楽しめる
長年使っていくことにより、表情が変わってきます。
利用者の表情ではなく、木そのものの表情です。
革製品と同じように、定期的にメンテナンスを行うことで少しずつ変化が現れ、表情を変えていきます。
その変化が楽しめるのも、一枚板の魅力です。
無垢の一枚板で気をつけること
無垢の一枚板を扱う上で気になること、気をつけることを話していきます。
表面に傷・凹みが付きやすい
木は柔らかい素材です。
私の購入した気は『杉』なので、他の木と比べ特に柔らかいです。
それにより、天板に傷・凹みが付きやすいです。
画像の通り、まだ使い始めてもいないのにうっすら傷が付いてしまいました。
「これも思い出だ」
「至るところに傷が付いてショック…」
と、考え方によって分かれますが、私は思い出として残っていいと思います。
どうしても傷、凹みが気になる人は、熱湯で絞ったタオルを凹み箇所に数分押し当ててください。少しは凹みが戻ります。乾いた後にやすりで表面を整えてください。
後からカットができない
個体差にもよるのですが、基本的に一枚板は40mmの厚さを超えています。
私の一枚板は70mmですが、一般的な工具ではカットできません。
引っ越した時など、「サイズが合わない…」となったときにサイズカットできないのが一枚板のデメリットですね。
個体差によって節穴がある
こちらも個体差によるものなのですが、節穴があるものもあります。
私の一枚板は表面中央付近に直径2cmほどの節穴がありました。
小さいので特に不便はありませんが、まっさらな天板をお求めの人は購入前に店員さんに確認してみたほうが良さそうです。
無垢の一枚板のまとめ
以上、無垢の一枚板について話していきました。
初の一枚板でしたが、その存在感には驚かされ、丈夫さからも長年使っていけそうなものだと感じました。
「ただの木の板」と思ってしまえば高い買い物と感じてしまうかもしれませんが、ホームセンターの天板とは比べ物にならないほどの質感です。
数万円〜のものも売っていますので、一枚板入門としても手が出しやすいと思います。
お店によって値段もまちまちなので、いろいろなお店を見て回るといいかと思います。
私は『あきたの材木屋』をおすすめします!
ゆっぺ
初の一枚板でしたが、もう大大大満足でした!!
以上、ゆっぺ(@greenvip_jp)でした。