どうも。ゆっぺ(@greenvip_jp)です。
自分の部屋の中で1番好きな場所が、DIYで固めたPC作業スペース。

1日を通してこのデスクに滞在している時間が圧倒的に長く、いるだけで落ち着く自分だけのパーソナルスペースです。
しかし、一人暮らしのワンルームなので部屋が大きいわけでもなく、周囲にロフトはしごや空気清浄機が置かれており、せっかくのお気に入りスペースが生活感丸出しで台無しだと感じていました。

ゆっぺ
オープンスペースではなく生活空間と作業空間を区切りたい…
というわけで、DIYで格子状パーテーションを作りました!!


一枚板パーテーションで完全に区切ってしまうと圧迫感が出るのですが、格子状のパーテーションにすることで、圧迫感を出さずに自然な感じで生活空間と作業空間を区切ることができました。
光も遮らないので、部屋のどこに配置しても部屋の明るさを保ちます。


格子状パーテーションを設置する上で問題となるのがパーテーションの固定方法ですが、今回、賃貸でも一切壁に穴を開けたり傷をつけたりしないで固定できるようラブリコを使用して作りました。


底面の部分はできるだけシンプルにしたかったので、ラブリコに付属する脚は使用せず、底面に滑り止めシートを張って代用することにしました。
滑り止めシートのほうがより摩擦抵抗が高く、より安定します。

ゆっぺ
賃貸住まいの人でも安心して設置できるよ!!
ラブリコに関する使用方法はこちらの記事に詳しく記載されているので、合わせてご覧ください。
この記事では、ラブリコを使った格子状パーテーションの作り方を紹介します。
- 格子状パーテーションの作り方
- ラブリコの使い方
もくじ
格子状パーテーション|準備編
設計図作成

まずはざっくり設計図を立てます。
今回使用する木材は2×4材のみです。
柱同士の間隔は広すぎず狭すぎない150mmにしました。
ラブリコを使用する際、天井までの高さから-95mmというルールがあるのですが、今回は突っ張るT字型のアジャスターしか使用しないので、2×4材の長さに若干調整が必要となります。
材料購入

2×4材(SPF材)はホームセンターで購入できます。
「あまり大きな木材は車に積めないよ〜」といった人でも、サービスカー(軽トラ、1Tトラック)を無料で貸し出してくれるホームセンターも多いので、車に積めない方はそちらを利用すると良いです。
本数は全体的な仕切り幅で異なってきますが、私は1400mm程仕切りたかったので8本購入しました。
格子状パーテーション|加工編
木材のカット

最初に木材のカットを行います。
自分でカットするのがめんどくさい、もしくはできない場合は、木材を購入したホームセンターのカットサービスを使用すると良いですね。(カットサービスを行っていない店舗もあります)


私は丸のこでカットしました。
丸のこでカットする際、丸のこ定規を使うと正確にカットできます。

3種類のカットが終わりました。
木材の表面を整える

カットが終わったら、サンダーを使用して木材の表面を整えていきます。

ゆっぺ
表面を整えることで、塗料が乗りやすく、肌触りも良くなるよ!!
ヤスリを使って手動で削っても問題ないですが、電動サンダーを使用すると楽々進められます。
中でも『ミニデルターサンダー』は安価で扱いやすく、DIY初心者にもおすすめのサンダーです。

#240で表面を満遍なく削っていきます。

すべすべ木肌になりました。
- サンダーの騒音が近所迷惑で…
- サンダー使いたいけど持ってない…
という人は、ホームセンターでサンダー&工作室の貸し出しを行っている店舗もありますので、そちらで加工してから持って帰ってくるのがおすすめです!
格子状パーテーション|塗装編
ワトコオイルで木目を引き出す

ここから塗装の段階に入ります。
今回塗装に使用するのは、木目をきれいに引き出すワトコオイルと、表面に艶を出すブライワックス。
この2つは毎回お世話になっている定番の塗料です。

まずはワトコオイルから塗っていきます。
色はミディアムウォルナットを使用します。

容器を振って中身を混ぜ、容器に適量移します。

ゆっぺ
こぼれやすいので慎重に移してください…

塗る前に、表面の木くずをウエスで拭き取ります。

刷毛を使用し、薄く伸ばすように塗っていきます。
伸びがとても良く、塗りやすいです。

全面に塗ったら、新しいウエスでゴシゴシ余分なオイルを拭き取ります。

これで1本目完了です。
本当は2度塗りをするとより深みが出て色味も濃くなるのですが、今回は本数が多いので1度塗りで終了しました。

全部の本数を塗装し、一晩ほど乾燥させます。
ブライワックスで艶を出す

ワトコオイルの上にブライワックスを重ね、艶を出していきます。
色はチークを使用します。

緑の蓋を開けると缶詰のような蓋がさらに付いているのですが、素手では開けられないほど固いので、マイナスドライバーを食い込ませて開けます。

中身はドロドロした感じの塗料。
温度によって液状化したり固形化したりします。
この日は肌寒い日だったので、若干固形化していました。

ブライワックスは刷毛ではなく、ウエスで塗り込むように塗装します。

ウエスで適量すくい、伸ばすように塗っていきます。

ゆっぺ
ちなみに手につくと2日くらい取れないので、嫌な人は手袋など付けて塗装することをおすすめします。

円を描くように塗り込んでいくと、ムラなく綺麗に塗ることができます。

上がワトコオイルのみで、下がワトコオイル+ブライワックス。
ブライワックスを塗ることで色味が深くなり、艶も出るので仕上材としておすすめの塗料です。

こちらも一晩ほど乾燥させます。

ワトコオイル、ブライワックス共に油性塗料で自然発火の恐れがあるため、処分する際は必ず水に浸してから処分するようにしてください。
格子状パーテーション|組み立て編
枠組みを組み立てる
いよいよ組み立てです。
まずは、ベースとなる枠組みから組み立てていきます。

枠組みを組み立てる上で、あると非常に便利なアイテムがコーナークランプ。

通常、垂直に木材を組みたい場合、2人で作業しないとなかなか難しいのですが、

コーナークランプを使用することで垂直に固定でき、一人で組み立てることができるようになります!

ゆっぺ
コーナークランプ様様と言えるくらい神アイテム!!!
私のように、手伝ってくれるお友達がいない人におすすめです(白目)

ここでビスを打ち込みたいところですが、まずはドリルビットで下穴を開けます。
下穴を開ける理由としては、木割れを防ぐため。
いきなりビスを打ち込むと、ビスの圧に木が負けてぱっくり木が割れてしまいます。

下穴を開けられたら、ビスを打ち込みます。
枠組みを安定させるため、125mm長さのビスを使用することをおすすめします。(短いビスだと途中で抜けてしまう恐れがあるため)

こんな感じで、上下2箇所に打ち込むと安定します。

4隅を組み合わせ、枠組みの完成です。
格子状に柱を組んでいく

枠組みを組んだら、格子状に柱を入れていきます。
柱の間隔は150mmです。
市販で売られているSPF材は歪みがひどく、上下でねじれてうまく組み合わせられない場合が多いので、コーナークランプと併用して組み立てることをおすすめします。

こちらも同じく、上下2箇所ずつビスを打ち込みます。
ラブリコ用添木の接合

ラブリコで突っ張る場合、ラブリコ本体に差し込む木が必要となるので、それ用の添木をパーテーションに取り付けます。

ここの部分ですね。

先程と同様に、先に下穴を開けます。

そしてコーナークランプで固定し、強引にビスで打ち込みます。

ゆっぺ
いいんです…
DIYに決まりなんてありませんから…
上部2箇所に取り付けます。
滑り止めシートを貼り付ける

ラブリコの脚を使用すると不格好になるため、底面に滑り止めシートを貼って代用します。
なるべく強力、かつ長めのシートを使用するとより安定します。

両面テープ式なのでラベルを剥がし・・・

底面の両端に2枚ずつ貼ります。

ちなみに本来はこのラブリコ脚を使って突っ張ります。
ラブリコを装着して突っ張る

最後に、添木にラブリコをかぶせて位置合わせをします。

位置が決まったら、歯車を時計回りに回して天井と突っ張ります。
天井とパーテーションがしっかり垂直になっていることを確認してください。
格子状パーテーション|完成!!!

完成〜〜〜!!!!!
無事、格子状パーテーションが出来上がりました。
画角に収まりきらなかったのですが、ラブリコでしっかり天井と床を突っ張っています。


自然に生活空間と作業空間を区切ることができ、最高の環境ができあがりました。
パーテーションに棚やカバン掛けを取り付けたりと、色々とカスタマイズもできそうです。

このパーテーション奥で仕事をしてるなんて、最高にかっこいいじゃないですか。
まあ一人なんですけどね(白目)
格子状パーテーション|まとめ
以上、ラブリコを使った格子状パーテーションの作り方でした。
市販のパーテーションはどうしても自立させるために蛇腹状になっているものが多く、スッキリ垂直に区切りたい人はDIYで作るほうがおすすめです。
そして、ラブリコを駆使して作ると、見た目を損なうことなく綺麗に仕上げられるので、これからパーテーションを作ろうと思っている人は参考にしてみてください。
以上、ゆっぺ(@greenvip_jp)でした。