どうも。ゆっぺ(@greenvip_jp)です。
「壁に棚を取り付けたいけど賃貸だから・・・」
「壁をもっと装飾したいけど賃貸だから・・・」
「壁にライト付けたいけど賃貸だから・・・」
「賃貸だから・・・・・・」
もっと壁を装飾したり、DIYをしてみたいと思う気持ちはあるものの、賃貸であるがゆえに何もできない・・・と思っている人、結構いるのではないでしょうか?
もちろん、賃貸住まいで壁に穴を開けるなど言語道断です。
しかし、そんな賃貸にお住みの方も『ラブリコ』というアイテムを使って木の壁を作れば、壁に穴を開けたり傷をつけることなく、棚を取り付けたり装飾ができるようになります。

ではまず完成品からどうぞ。
2×4材を柱とし、そこに1×4材を貼り合わせて作った木の壁です。
この木の壁をベースにすることで、好きなだけビスを打ったり棚やウォールライトを取り付けられるようになります。

仕組みとしては、ラブリコ(アジャスター)を使用し、2本の柱で地面と天井を突っ張っているという構造です。
これにより、木の壁本体も、壁を傷つけることなく設置が可能となります。
この木の壁を活用することで、

有効ボードの取り付け

ケーブルラックの取り付け

ディスプレイの取り付け
こんなことができるようになっちゃいます。(新居での写真です)

ラブリコはDIYをする上で基本的のアイテムとなり、これからのDIYライフでも大活躍するアイテムだと思うので、是非活用してみてください。
この記事では、ラブリコを使った木の壁の作り方を紹介します。
ラブリコを使った木の壁作成|準備物
木材
基本的にラブリコを使用して木の壁を作る場合、2×4材を2本使って柱とし、そこに1×4材を張っていくというのが基本のスタイルになります。
今回は基本スタイルで作っていきます。
- 2×4材 2本
- 1×4材 15本
2×4材、1×4材ともにほとんどのホームセンターで取り扱われており、なおかつ安価で購入することができます。
お店によって異なりますが、2×4材は約350円、1×4材は約250円で購入できます。
反りが大きかったり節目の多いものもあるので、しっかり選んで購入しましょう。
そして、ラブリコを使う際、公式があります。
それは、『天井までの高さ – 95mm』という計算方法です。
ラブリコで突っ張るアジャスター部位の分 -95mmの長さで設計する必要があるので、設計図の段階で柱部位から-95mmで計算するのをお忘れなく。
(私の場合、天井までの高さが2150mmだったため、ここから-95mmで、2055mmが用意する木材の長さとなります)
1×4材に関しては、希望の幅で長さを決め、天井までの高さも頭に入れながら必要な本数購入しましょう。
塗料
塗料は好きなものを選びましょう。
一応この記事で使う塗料を紹介します。
- ブライワックス(クリア・チーク)
- 水性ステイン(オーク)
- アメリカーナ(イエローグリーン)×2
ステインやブライワックスについては『PCデスクをDIY』の記事でも紹介しているので合わせてご覧ください。

下地として木目を引き出す水性ステインを使用します。
ステインは水性と油性があるのですが、今回は水性を選びました。
油性に比べ深みやツヤが弱くなりますが、匂いがほぼほぼ無く、手についても簡単に取れるので気になる人は水性を選びましょう。
仕上げ剤のブライワックスは、チークとクリアを使用します。
ブライワックスを使うことで艶が増し、アンティーク感も出るので簡単におしゃれに仕上げられます。
クリアに関しては、アクセントとして入れるアメリカーナの保護剤として使用します。
塗料を使う上で、刷毛、ウエスも用意しましょう。
- 刷毛 → ステイン、アメリカーナ
- ウエス → ブライワックス
で使用します。
ラブリコ
この記事の主役、ラブリコちゃんです。
1箱に1つしか入っていないので、基本的に2個セットで購入します。
ラブリコは3色展開で、オフホワイト、ブロンズ、ヴィンテージグリーンから選ぶことができます。
ラブリコの類似商品として『ディアウォール』というものもあります。
両者の違いとして、
- ディアウォール → バネ式で自動で突っ張る
- ラブリコ → ねじ回しの手動で突っ張る
一見、勝手に突っ張ってくれるディアウォールのほうが優秀そうに見えますが、バネ式だと突っ張る力が限られてしまうため、手動で突っ張る力を変更できる『ラブリコ』の方がワタシ的におすすめです。
しかし、ラブリコの場合ネジが徐々に緩んできたりするので、定期的なメンテナンスも必要となり、一長一短な気もします。
ラブリコを使った木の壁作成|材料調達
近所のカインズホームで購入しました。
値段の変動が頻繁にあるのですが、私が購入した時は1本辺り税込み245円で購入できました。

ちなみに後日、同じカインズホームに行った時 税込み198円に変更されており、値段は本当にその時その時です。
この本数をカットするのは面倒なので、カットサービスを利用します。
こんな感じで書くとカットしてもらえます。
お店にもよりますが、カインズホームの場合1カット50円でカットしてもらえました。
同じサイズの木材だと安くなったりします。
ラブリコを使った木の壁作成|加工
塗料が乗りやすくするために、木材の表面をヤスリがけしていきます。
ミニデルターサンダーを使ってヤスリがけしていきます。
もちろん紙やすりを使って手動でヤスリがけもできますが、この本数手動でかけるのは大変なので電動サンダーを使うと非常に楽です。
中でもミニデルターサンダーは安価で扱いやすく、DIY初心者にもおすすめのアイテム。
#240辺りで削ると塗料が乗りやすいです。
角や側面も軽くヤスリがけすると、綺麗に仕上がります。
後は車に積んでお持ち帰り。
車に載せられない or 車がない人でも、サービスカー(軽トラ)を無料で貸し出しているホームセンターも多いので、利用すると良いです。
ラブリコを使った木の壁作成|塗装
下地の水性ステイン
まずは表面の木屑をウエスで拭き取っていきます。
これをしないと塗ったときにムラができたり色が乗りにくかったりします。
まずは下地の水性ステインから塗っていきます。
使う分のみ、ペットボトルやアルミ皿に取り出します。
刷毛で適量すくい、伸ばすように塗っていきます。
一通り塗り終えたら、ウエスで余分なステインを拭き取りながら、色を馴染ませていきます。
こうすることによりムラが消え、色が染み込み、ツヤが出やすくなります。
オイルステインほどツヤは出ませんが、水性ステインでも多少のツヤは出せます。
これで1本目は完成。
裏面は隠れて見えないので、今回は表面のみの塗装とします。
2度塗りをすることでさらに深みを出せるのですが、仕上げ材のブライワックスで補えるため1度塗りで終了。
2×4材も同じように塗り、13本を同時乾燥させていきます。
アクセントのアメリカーナ
乾燥させている間にアメリカーナで4本塗装していきます。
中身は意外にもドロドロ。
1本分でこれしか入っていないという衝撃の事実。
色の乗りは良いが、伸びがあまりよくないです。
根気よく塗りましょう。
こちらも側面まで塗って終了。
アメリカーナはステインのように拭き取る必要はありません。
同じく乾燥させます。
乾きが少々遅いので、1時間以上は置いたほうが良さそうです。
仕上げのブライワックス
水性ステインが乾いたところで仕上げのブライワックス工程。
ブライワックスは刷毛ではなくウエスで塗料をすくい、布でゴシゴシ塗っていきます。
塗り方については、『PCデスクをDIY』の記事で紹介しているので、そちらをご覧ください。

かなり深みのある色に仕上がりました。
上がステインのみ、下がステイン+ブライワックスです。
ブライワックスの深み効果は素敵ですね。
同様に13本全てにブライワックスを塗り、乾燥させます。
そろそろ乾いたであろうイエローグリーンに、仕上げ剤のブライワックス クリアを塗っていきます。
中身はクリーム色。
他のブライワックスカラーとは異なり、トロトロしています。
水っぽいことから伸びが凄く良く塗りやすいです。
ウエスで磨きながら塗っていきます。
仕上げ剤として塗ったのですが、正直見栄えはほとんど変わりませんね・・・
乾燥させ、17本の塗装工程が終了。

ラブリコを使った木の壁作成|組み立て
木材に印をつける
木材の両端にビスの打つ箇所の印を付けていきます。
そこで活躍するのが『ツーバイフォー定規』。
2×4材、1×4材に一瞬で印が付けられる神アイテムです。
DIYをする上で超オススメの便利アイテムなので、1つは持っておいた方がいいです。
柱の両端と合わせると、つんつるてんになってしまうため、余裕をもたせて端から120mmの位置にビスの印を描きました。
1箇所では頼りないので、上下2箇所記していきます。
穴が均等に空いているので、そこに鉛筆やボールペンでちょんと描くだけでOK。
印をつけるとこのようになります。
これを1×4材全てに行います。
ラブリコの取り付け
さあここでラブリコちゃんの登場です。
天井部分にT字型のアジャスターを取り付け、床部分には滑り止め付きの脚をはめ込みます。
2×4材ぴったりに設計されているため、簡単に装着することができます。
ラブリコを装着したら、柱を先に設置します。
ネジの締め具合は、きつすぎるとアジャスターが壊れてしまうので、程よくきつめに締めます。
ビス止め
先程ツーバイフォー定規で印をつけた位置にビスを打っていきます。
先にドリルビットで下穴を開けておくと木割れを防ぐことができるので、できる限り下穴を開けるようにしましょう。
1番上の基準となる面はアジャスターの出っ張りに合わせると簡単に水平にすることができます。
『ポケット水平器』を使用すると、簡単に水平かどうかを見ることができます。
1枚目は基準となる重要な面なので、必ず水平にさせてビスを打ち込みましょう。
私の場合、1×4材同士をくっつけずに少し空間をもたせて設置したかったため、水平器を挟んで少し空間を設けて2枚目を打ち込みました。
ちなみにこの水平器、横にするとちょうど15mmなので、両端に水平器を挟むと15mm間隔で簡単に取り付けられます。
後はこれを繰り返していくだけ。
時々バランスも見ながら、水平に均等に打ち込んでいきます。
ラブリコを使った木の壁作成|完成!!!

いかかでしょうか?
ラブリコを使用することにより、一切壁を傷つけず木の壁を作成することができました。
色についても、合間合間にアクセントカラーを混ぜることで一味違うものに仕上がりました。
同じものを直角に配置すれば、L字型木の壁にすることも可能です!!
「こんなアジャスター2つで、こんな大きな壁支えられるの・・・?」と心配になる人もいるかと思いますが、思った以上にラブリコの張力は強く、壁自身も重力が横ではなく縦にかかっているので、押したり引っ張ったりしなければ壁が倒れてくることはありません。
しかし、ラブリコ1つに付き耐荷重20kgと公式でアナウンスされているので、柱2本で支える場合40kgがこの壁の耐荷重となります。
40kg以上の物を壁に掛けると転倒する恐れがあるので、耐荷重は守るようにしましょう。
ラブリコを使った木の壁作成|まとめ
以上、ラブリコを使った木の壁の作り方でした。
木の壁を作ることで賃貸でも制限されることなく壁を装飾することができ、DIYのアイディアも無限に広がるので是非ラブリコを使っての木の壁作成に挑戦してみてください!!

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