どうも。ゆっぺ(@greenvip_jp)です。
スマートロックアイテムとして定番なのが、CANDY HOUSE(キャンディハウス)の販売するSESAMEシリーズ。私はシリーズの中でもコンパクトな「SESAME mini」を1年以上愛用しています。
ゆっぺ
わざわざ家の鍵を取り出さなくても、アプリで施錠&解錠を操作できるからとても楽!
今では完全にスマートロック生活に慣れてしまい、手放せない存在となってしまいました。
そんなSESAMEから、価格を抑えながら耐久性・機能性などをグレードアップした新モデルが登場したということで、飛びつくように購入しました。
それが『SESAME 3』。
基本的な形状はSESAME miniと変わりありませんが、接続安定性の向上、モーターの耐久性3倍、BluetoothとWiFiを同時に拾えるAlways Connect対応など、使い勝手の部分が強化されました。
何より注目すべき点は、グレードアップしているのにも関わらず価格が5,800円(税抜)で手に入ってしまうこと。今までのSESAMEはなんだったのかと突っ込みたくなるような圧倒的コスパの良さです。(SESAME miniは14,800円)
ゆっぺ
これからスマートロックの購入を検討している人は、間違いなくSESAME 3をおすすめします!
この記事では、高コスパでありながら耐久性や使い勝手が向上したSESAMEの新モデル『SESAME 3』のレビューをしていきます。
- お買い求めやすい価格
- 傷や指紋の付きにくい表面素材
- 全体的なハードウェアの強化
- NFCタグ対応
もくじ
SESAME 3の概要と外観
SESAME 3は、スマートロックアイテム「SESAME」を専門に取り扱うメーカー「CANDY HOUSE(キャンディハウス)」の製品です。
前作のSESAME miniは、クラウドファンディングサイト「Makuake」にて1,000万円以上の支援を集めた超人気製品で、スマートロック界の代名詞とも言える存在です。
今作のSESAME 3 は「速い、強い、お手頃。」をキャッチフレーズとし、さらなる使い勝手の向上が期待できそう。
今回、SESAME 3本体とWiFiモジュールをセットで購入しました。
SESAME miniはカラーリングが豊富でしたが、今作のSESAME 3はブラック一色のみ。
- SESAME 3本体
- 3Mテープ
- ドライバー
- 金属製土台アダプター
- 金属製土台アダプター用ネジ
- 3Mテープ隠しシール
- NFCタグ 1枚
- 取扱説明書
- ※内蔵 サタムーン受け金属パーツ
- ※内蔵 サタムーン受けプラスチックパーツ
- ※内蔵 サタムーン用ネジ
- ※内蔵 Panasonic CR123A電池2本(1回分)
こちらがSESAME 3本体。
表面素材は重厚感あるメタリック調のデザインに変わり、より「鍵」らしさが増しました。
指紋や傷も付きにくいので、いつまでも綺麗な状態で使えそうです。
ちなみに前モデルのSESAME miniと比較するとこんな感じ。
横面には、土台アダプターを取り付けるためのネジ穴。
内側には、鍵を挟み込むためのサタムーンパーツが取り付けられています。
SESAME 3よりサタムーン受けパーツの素材が亜鉛→ステンレス鋼へとグレードアップし、3.6倍強度が増しました。
サタムーンの爪が折れてしまったという問い合わせも多かったみたいですが、ステンレス鋼になったことで壊れる心配はなさそうです。
電源は、充電式ではなく乾電池駆動。適合するのは「CR123A」という型番です。
あまり見かけない乾電池ですが、Amazonで簡単に入手できます。急な電池切れにも対応できるように、予備で買っておいても良いかもしれませんね。
SESAME 3の取付方法・アプリの設定
SESAME 3の取り付け方法と、アプリの設定方法について紹介します。
取り付け方法
- STEP
絶縁シートを抜く
本体上部をスライドさせ、乾電池ボックスを開けます。
絶縁シートが挟んであるので、引っこ抜きます。
- STEP
仮当て
ドアに仮当てし、サタムーンの幅を確認します。私の自宅の鍵はこんな感じ。
仮当てしてつまみを回転させてみましたが、スカスカ…
横から見たところ、サタムーンが全く鍵に届いていませんでした。
この場合、サタムーンの調節が必要になります。
- STEP
サタムーンの調節
付属の小さなプラスドライバーを使用し、サタムーンを取り外します。
取り外すとこんな感じ。ここから高さを調節します。
高さは3段階調節できます。鍵に完全に届くように調節してください。
私の場合、全く鍵に届いていなかったので一番高い位置に設定しました。
両側同じ高さに設定したら、あとは逆の工程で元に戻します。
再び鍵に合わせてみたところ、しっかり噛み合っていました。
仮当てして最終チェック。
鍵が問題なく動作すれば、サタムーンの調節は完了です。
- STEP
本体の取り付け
本体をドアに取り付ける前に、位置決めをします。
貼り付け位置の目安は、鍵がサタムーンのど真ん中にくるくらい。
そこに位置を合わせたら、上部にマスキングテープ等を貼って位置をマーキングします。
位置が決まったら、アルコールシートなどを使用して粘着面を綺麗に拭き取ります。(ホコリや汚れが付いていると粘着力が低下します)
あとは本体背面の粘着シートを剥がし、先ほどマーキングした位置に合わせて貼るだけ。
しっかり粘着するように、30秒ほど押し当ててください。
ガッチリ固定されていれば、取り付け完了です。
専用の粘着シートが2枚付属しているので、貼り間違えたときや位置を移動したくなったときも対応できます。
- STEP
金属製土台・特殊サタムーンについて
私は金属製土台を使用しなくても取り付けられましたが、中には鍵の位置が高く、金属製土台が必要となる場合もあります。
その場合、付属の取り付け説明書に分かりやすく記載されているので、そちらを参照ください。
また、鍵の形状が特殊で付属のサタムーンでは対応できない場合もあります。
その場合、販売元のCANDY HOUSE(キャンディハウス)に問い合わせれば、有料600円/個(送料・税込み)にて特殊アダプターを作成していただけます。
ゆっぺ
どんな鍵でも対応できるのがいいね!
取り付けが終わったら、専用のアプリをインストールし、SESAME 3の設定をしていきます。
アプリの設定
- STEP
アプリをインストール
SESAME 3専用アプリ「セサミ、ひらけゴマ!」をインストールします。
セサミ、ひらけゴマ !
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- STEP
デバイスを登録
アプリを起動後、右上の+ボタンを押し、新規デバイスを選択します。
すると、先ほど取り付けたSESAME 3が表示されるので、タップして接続します。
- STEP
角度の調節
接続が完了すると、鍵の角度調節画面に移行します。
ここでは実際にSESAME 3のつまみとアプリ画面が連動されるので、実際につまみを動かし、適した位置に調節してください。(角度はいつでも変更可能です)
設定後、左上の<ボタンを押し、画像右のような画面が表示されれば設定完了です。
SESAME 3にできること
SESAME 3には、快適なスマートロック生活を送れるよう様々な便利機能が搭載されています。
アプリで施錠・解錠
専用アプリ「セサミ、ひらけゴマ!」で鍵の施錠&解錠ができます。
操作方法は、アプリを開き、右側の鍵マークを押すだけ。施錠中は水色で、解錠すると赤色になります。
オートロック
解錠後、指定した時間後に自動で施錠する「オートロック機能」。
「3秒 / 5秒 / 7秒 / 10秒 / 15秒 / 30秒 / 1分 / 2分 / 5分 / 10分 / 15分 / 30分 / 1時間」から選択できます。
私は10秒に設定して使用しており、そのまま家を出られるのでめちゃめちゃ重宝しています。
手ぶら施錠
設定した区画に入ると自動で解錠される「手ぶら解錠機能」。
設定した区画から出て、再度区画内に入った時に解錠されます。区画は赤い円で決められ、下のバーから円の広さを調節できます。
スマホのGPSを使った機能なので正直安定性は微妙ですが、うまく動作すればかなり便利ですね。
Siri音声コマンド
iPhoneの場合、Siriを活用して音声で施錠&解錠ができる「Siri音声コマンド機能」。
Siriに話しかけるだけで施錠&解錠ができるので、両手が塞がっている時などに便利な機能です。
複数人とシェア
複数人と鍵の共有ができます。使用者も全員「セサミ、ひらけゴマ!」のアプリをインストールする必要がありますが、家族も一緒に住んでいる場合など、全員で鍵を共有できます。
オーナー鍵・マネージャー鍵・ゲスト鍵をそれぞれ割り当てることができ、いずれかを選択するとQRコードが表示されます。
初期画面右上のQRコードのスキャンから追加できます。
- オーナー鍵 → 全機能が使用可能 / オーナー鍵・マネージャー鍵・ゲスト鍵のシェア&削除が可能
- マネージャー鍵 → 全機能が使用可能 / マネージャー鍵・ゲスト鍵のシェア&削除が可能
- ゲスト鍵 → 遠隔施錠・解除以外が使用可能 / ゲスト鍵のシェア&削除が可能
NFCタグ
SESAME 3は、NFCタグを使った操作にも対応。「鍵マーク」がプリントされたNECタグが1枚付属しています。
NFCタグとは、スマートフォンをかざすと予め設定しておいたショートカットを起動できるシール。SESAMEの場合、鍵の施錠・解錠を割り当てることができます。
- STEP
ショートカットアプリを起動
iPhoneにプリインストールされている「ショートカットアプリ」を起動します。
- STEP
オートメーションの設定
下のタブからオートメーションを選択し、右上の+を押します。
新規オートメーションのポップアップが表示されるので、上の個人用オートメーションを作成を選択します。
- STEP
NFCを選択
新規オートメーション設定画面に移行するので、NFCを選択します。
その後表示された画面でスキャンを選択し、実際にiPhoneと連動させます。
- STEP
NFCタグのスキャン
スキャン画面が表示されたら、NFCタグの表面にiPhoneの先端を近づけます。
- STEP
アクションを追加
スキャンが完了したら、タグに名称を付け、アクションの追加画面に移行します。
アクションを追加するボタンを押し、表示されたアプリ一覧からセサミを選択します。
- STEP
アクションの指定
NFCタグにかざしたときに起動するアクションを指定します。
SESAMEの場合、
- 施錠
- 施錠・解錠
- 解錠
の3パターンから選択できます。
選択した後、SESAME 3本体の名前を入力します。
- STEP
設定完了
後は右上の完了を押して設定終了。
最初のオートメーション画面にセサミが追加されます。
実際にNFCタグを使用しての解錠の様子がこちら。(分かりやすいように初めからドアを開いた状態で行っています)
タグを感知すると画面に通知が表示され、指定したアクション(この場合解錠)が作動します。
スムーズに施錠・解錠ができるので、鍵穴の上辺りに貼っておくと便利ですね。
ゆっぺ
ちなみにNFCタグはAmazonでも追加購入可能なので、劣化してきたり粘着力が低下してきたときも安心です!
SESAME 3の使用感をレビュー
SESAME 3の実際の使用感をレビューしていきます。
接続が爆速
実際に使ってみて1番やばいと感じたのが、接続(ペアリング)が爆速なことです。
前作のSESAME miniは、アプリを開いてから本体と接続するまで時間がかかることが多く、スムーズに解錠できずにいました。(SESAME miniの対応アプリは「SESAME セサミ」)
SESAME miniの場合…
Disconnected(接続中)からLocked(解錠)になるまで時間がかかり、遅いときは倍以上時間がかかります…
SESAME 3は、BluetoothとWiFiどちらか速い方に自動で接続するAlways Connectに対応しているので、玄関前に着くとすぐさまどちらかとペアリングし、スムーズに解錠ができます。
ゆっぺ
これだけでも乗り換えた価値がある!
丈夫で壊れる心配なし
- 3.6倍の強度が増したサムターン受けパーツ:亜鉛からスレンレス鋼へ
- 耐久性の高い角度センサーの搭載:尖っていたセンサーを丸く2本に圧力を分散し負荷を軽減
- モーター耐久性3倍:ブラシの素材は金属銅からベリリウム銅合金へ
- リセットボタン強化:基盤に差し込みスズを流しこんで接着する事でより強度増強
ハードウェアがより強化され、故障のリスクが激減しました。
鍵回しもスムーズになり、使い勝手も良くなったと感じます。
ゆっぺ
ヌルヌル動くから癖になる…
また、本体表面も指紋の付きにくいザラついた素材へと変更されたため、汚れた手や濡れた手でも気軽に触れやすくなりました。
新アプリの使い勝手がいい
SESAME 3から、対応アプリが「セサミ、ひらけゴマ!」へと変更されました。
起動も早く、設定画面へもたどり着きやすいので非常に使いやすいです。
また、ウィジェットに追加することもでき、アプリを開かずとも施錠&解錠ができます。
SESAME本体のバッテリー状況や接続状況もひと目で確認できるのでありがたい。
モーター音はそこそこ
施錠&解錠時の音に関してはSESAME miniとそれほど変わりなく、「ウイィィィィィィン」としっかりモーター音がします。
SESAME 3
SESAME mini
機械音的で初めは耳障りに感じる人もいるかもしれませんが、私はすぐに慣れ、気になるどころかモーター音のおかげでしっかり施錠と解錠できたことが確認できるので助かっています。
圧倒的コスパの良さ
とにかくコスパが良い。
他社のスマートロックは平気で1万円台を越えてくるのに対し、SESAME 3は破格の5,800円(税抜)。廉価版というわけでもないのに、この価格で売り出すのは本当に凄い。
最近、他社製でも増えているテンキー錠などは付属しませんが、これだけでも十分快適に使用できるので、スマートロック入門にもおすすめの製品です。
WiFiモジュールは絶対買うべき
WiFiモジュールは絶対に買ったほうが良い!!!!!
WiFiモジュールを組み合わせることで、SESAME 3のポテンシャルを最大限発揮できます。
Always Connect完全対応
WiFiモジュールを接続することで、Always Connectに完全対応します。
つまり、どちらか速い方を優先的に接続するので、接続までの時間を短縮できます。
ゆっぺ
ドアの前に着くとほぼノータイムで施錠&解錠ができる!
接続に時間がかかるのは非常に腹立たしい(経験済み)ので、スムーズに行いたい方は絶対に購入したほうが良いです。
遠隔で施錠&解錠が可能に
SESAME 3本体のみだと、Bluetooth経由なので家の近くでしか操作できませんが、WiFiモジュールを接続することでどこにいてもSESAMEの操作が可能になります。
職場から家の鍵を解錠したり、しっかり施錠されているか確認できたり、何かと便利です。
接続方法
まずはWiFiモジュール本体を取り付けます。
背面はUSB-A端子となっており、アダプターに接続して給電します。
アダプターは、iPhoneに付属する5V1Aのものが丁度いいです。
後はコンセントに挿すだけ。
これで本体の取り付けは完了です。
WiFiモジュールの設定方法
- STEP
WiFiモジュールを登録
SESAME 3本体を登録したときと同様に、右上の+から新規デバイスを選択します。
すると、先ほど電源に取り付けたWiFiモジュールが表示されるので、タップして接続します。
- STEP
WiFiの設定
設定画面が表示されたら、自宅のWiFiと接続します。接続が完了すると、ネット接続状態が全て水色に点灯します。
接続完了後、画面下のセサミを追加から自身のSESAME 3を選択し、追加されれば設定完了です。
SESAME 3のまとめ|今スマートロックを購入するなら間違いなくコレ。
以上、高コスパでありながら耐久性や使い勝手が向上したSESAMEの新モデル『SESAME 3』のレビューでした。
前作、SESAME miniよりハードウェア・ソフトウェア共に強化され、使い勝手抜群のスマートロックでした。
それでありながら高いコストパフォーマンスで、これからスマートロックの購入を考えている人は間違いなくSESAME 3をおすすめします。強くおすすめします。
また、現SESAME miniユーザーの方についても、買い換える価値は十分にあると思います。
ゆっぺ
最高のスマートロックで、QOL爆上げ間違いなしです!
以上、ゆっぺ(@greenvip_jp)でした。