どうも。ゆっぺ(@greenvip_jp)です。
心地よい打鍵感でずっと愛用しているAngry Miao社のキーボード「CYBERBOAR R3」ですが、ちょっとした弱点が高さがきついこと。
高さがあることでタイピングの際に手が浮き、疲れを感じやすくなっていました。
そんな時おすすめなのがパームレストですが、せっかくなら同ブランドで揃えたいということで、前々から気になっていたAngry Miaoのパームレスト『HOVER』を購入してみました。
磁気浮上式を採用した独特なパームレストで、圧力を分散させ、柔軟にタイピングできるのが特徴。
ゆっくり沈んでゆっくり戻り、手とキーボードを一体化させるような不思議な感覚を味わえます。
使用してみたところ、デザイン高さともにCYBERBOARD R3と相性抜群で、より安定したタイピングができるようになりました。
左右分離式なのであらゆるキーボードやデバイスに対応でき、汎用性もかなり高い製品です。
ゆっぺ
Angry Miao特有の遊び心あふれるデザインや特殊機構で、ちょっと変わった雰囲気のパームレストをお探しの人にもぴったりです!
この記事では、磁気浮上式パームレスト『HOVER』のレビューをしていきます。
\過去にレビューしたAngry Miao製品はこちら!/
もくじ
HOVERの特徴
- 磁気浮上式を採用:磁力による弾力性により、押す・ひねるなどの調整がスムーズ且つ静か。
- 伸縮性のある防水生地使用:防汗・防水耐性があり、汚れもウェットティッシュでサッと拭き取れる。
- セパレート設計の高い汎用性:左右独立により、タブレットやマウスと組み合わせて使用することもできる。
製品名 | HOVER |
サイズ | 83 × 83 × 34mm |
重さ | 110g(1個あたり) |
材質 | Toray 防水生地 / アルミニウム合金 メモリーフォーム / テフロンフィート |
HOVERは、中国を拠点とするデスクトップデバイスブランド「Angry Miao」の製品。
エッジのきいたデザインと最先端の技術をふんだんに使用したデバイスを多数生み出し、代表作となるキーボード「CYBERBOARD」は販売開始15分で完売するなど、世界中のファンから大注目されているブランドです。
ゆっぺ
私もAngry Miaoファンの1人で新製品は見逃せない…!!!
あまり聞き馴染みのない磁気浮上式といった機構を採用したパームレストで、押す・ひねるなどの調整がスムーズ且つ静かなのが特徴。
磁力を使用して弾力性を生み出し、低反発クッションと相まって独特な感覚を味わえます。
表面は伸縮性のある防水生地で覆われており、手汗や肌の汚れなどが付着しても簡単に拭き取ることができます。
ウェットティッシュなどでも跡無く拭き取れるので、ずっと綺麗に衛生的に使用できます。
一枚物のパームレストとは異なり、2つに分かれた左右分離式のためより柔軟な体重移動が可能。
底面にはテフロンフィートが貼られており、手首を乗せながら横にスライドすることもできます。
ゆっぺ
従来のパームレストには無かった機能が搭載されており、手に取るだけでワクワクします!
HOVERの開封・外観
Angry Miao 公式ストアにて購入しました。(公式ストア以外では取り扱っておりません)
1個単位で購入することができ、私はキーボードで使用するため2個購入しましたが、マウスや左手デバイスなどと組み合わせて使用する人は単体での購入も可能です。
ゆっぺ
必要な分だけ購入できるのは嬉しい!
蓋を開けると本体が登場。
やっぱAngry Miao製品のパッケージかっこよすぎる…
付属品はHOVER本体とシリコンフィート1セットのみ。
こちらがHOVER本体。
正面から見るとまん丸の形状ですが、縁の方は角度がついた台形の形になっています。
低反発クッションで、硬めのスクイーズのような感触。
表面はサラッとした防水生地で、たしかにこれなら手汗なども簡単に弾きそう。
背面には滑りやすいテフロンフィートが貼られています。
付属のシリコンフィートを貼り、滑り止めを効かせることも可能。
内部構造は柔軟性のある樹脂?素材を使用しており、押し込むとグニュっと沈み込みます。
思ったよりも硬めでしたが、低反発クッションと合わせるとちょうどいい弾力です。
縦横無尽に沈み込むので、ハードなタイピングやマウス操作でも気持ちよくサポートしてくれます。
ゆっぺ
(このグリグリが癖になる感触なんだよね…)
サイズ感としては手のひらでギュッと握り込めるくらい。
左右独立式なのでコンパクトなサイズではありますが、十分に手首を支えられる大きさです。
重量は実測105g。
HOVERをレビュー
HOVERの実際の使用感をレビューしていきます。
「磁気浮上式」でタイピング時の動きにしっかりついてくる
ハードなワークスタイルだとマウス↔キーボード↔左手デバイスなどの行き来で手のポジションニングも荒れがちですが、そんな激しい環境でもHOVERはしっかりと手首にフィットし、タイピング時も吸い付くように追従してきてくれました。
特に私は指の配列がガチャガチャで余計に手がぶれてしまうのですが、磁気浮上式の柔軟な可動で気持ちよくタイピングができました。
ゆっぺ
キーボードの端から端まで、柔軟に動きながらタイピングができる!!!
また、体圧分散のクッション性により疲労感も緩和されたように感じ、まさに手のオアシスといったような憩いの空間。
もう意味もなく手を乗せたくなるくらい…
安定感としては、底面のテフロンフィートにより手に合わせて追従してくるので、自分のタイピングスタイルに合わせて文字入力ができます。
逆に滑りが苦手な人は付属のシリコンフィートを貼ることでグリップを効かせたタイピングも可能です。
シールタイプなので簡単に付け替えできないのが惜しいところですが、そんな人はHOVERの下にゴムマットを敷くことで両方試すことができます。
一般的な木製やクッションタイプのパームレストと比べるとやや高さのある製品なので、メカニカルキーボードやゲーミングキーボードと相性が良さそうです。
伸縮・防水生地で汗っかきには嬉しい!
生粋の汗っかきの私でも、これなら気にせずにタイピングできる…
過去に使用してきた木製のパームレストだと、手汗で触れた箇所が色落ちしたりシミになったりしていたのですが、HOVERは耐水性のある生地を使用しているため、手汗を気にすること無くガツガツ使用できます。
通気性にも優れているため、夏場の蒸れやすい時期でも若干ですがひんやり使用できました。
万が一汚してしまった場合でもウェットティッシュなどで簡単に拭き取れるので、綺麗な状態を維持できます。
ゆっぺ
衛生面もバッチリ!
また、伸縮性に優れた素材を使用しているため、表面の肌触りも絶妙に気持ち良い…
磁気浮上式の柔軟性と相まって、手が喜ぶ最高のリラックス空間です。
こだわったデスク環境にこそ取り入れたい最適なデザイン
機能性もそうだけど、やっぱりAngry Miao製品と言ったら珍しく尖ったデザイン性。
上から見るとただのまん丸パームレストに見えますが、側面から見た際の機械的な構造や台形の整った形状は秀逸。
ちょっと風変わりしたパームレストや、一味違ったパームレストを試して見たい人にもぴったりのアイテムです。
ゆっぺ
もう本っ当にAngry Miaoデザイン大好き…
他社キーボードやマウスなどにも使用できる!
左右分離式のため、他社製のキーボードやマウスなどにも合わせて使用できます。
試しにHHKBで使用してみましたが、これまた良い感触…
HHKBのスコスコといった打鍵感にHOVERのグニョグニョとした支えが加わり、打ちやすさというよりかは打つことへの高揚感が増しました。
マウスとの組み合わせも◎。
テフロンフィートにより、レーザーマウスなどの横移動を必要とするマウスでも快適に操作できます。
縛りのない汎用性のある製品のため、手持ちのデバイスと合わせて色々試してみてください!
正直万人受けする製品ではない
時にはタイピングの補助となり、時には手の休息ともなるHOVERですが、正直万人受けはしません。
その理由としては以下の通り。
- 高さが制限されていること
- 価格が高いこと
まず、高さが一般的なパームレストより高めに設定されており、フラットでコンパクトなキーボードやトラックパッドのような薄型のデバイスとは相性が悪いです。
もともとHOVERは、Angry Miaoの販売する「AM AFA」というAlice配列キーボードに合わせて設計されたパームレストとなり、左右分離式で汎用的な使い方はできるものの、汎用性の高さを謳っている製品ではありません。
なので、気持ちよく使用できるキーボードはHHKBやRazerキーボードのようなある程度高さのあるキーボードに限られます。
もう一点が、価格が高いこと。
HOVERはAngry Miao公式ストアのみの取扱いとなっており、本体価格が1個で$30.00 USD(日本円で約4,400円)で、海外発送となるため+送料となり、2個セットだと1万円を超えます。
私個人としては、実際に使用してみて価格相応の価値があったと感じましたが、正直パームレストにしては高額ですし、無難でコスパの良いパームレストを求めている人にはおすすめできません。
HOVERはこんな人におすすめ!
HOVERは、「物珍しいパームレストが欲しい」人におすすめの製品です。
磁気浮上式機構、防水生地、デザイン性などなど、HOVERには多くの魅力が詰まっていますが、結局「ぱっと見で欲しくなった!」「ビビッときた!」と感じた人に1番刺さる製品なのではないかと思いました。
Angry Miao自体、独特な世界観を取り入れたブランドなので、機能性うんぬんではなく「これを使っている自分かっこいい」「眺めているだけで飯3杯は食える」みたいな、自分に酔った満足感を得たい人が1番買って損しないのだと私は思います。
もちろん、ビビッと来なかった人でも機能面ではとても優れたパームレストですので、是非レビュー欄をご覧いただき、用途が合う人にはとてもおすすめの製品です!
HOVERのまとめ
以上、磁気浮上式パームレスト『HOVER』のレビューでした。
今まで木製のパームレストしか使ったことがなかったため、こんなパームレストがあったことに対する驚きと、使ってみてワクワク感も感じられるプロダクトでした。
キーボード以外にもマウスや左手デバイスなど、気分に合わせて使い分けていきたいと思います。
ゆっぺ
ちょっと高かったけど買ってよかったです!
以上、ゆっぺ(@greenvip_jp)でした。
HOVER