どうも。ゆっぺ(@greenvip_jp)です。
Razer といえば、ゲーミングデバイスで大人気のメーカー。
ゲームに無縁な人でも、1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
そんなRazerから、初の音楽鑑賞用ヘッドホンが登場しました。
それが『Razer Opus』。
品質、一貫性、パフォーマンスを保証する世界的規格「THX認証」を取得した音楽鑑賞向けヘッドホンです。
周波数特性、歪み、遮音性などをチェックし、認められた製品にのみ与えられる。

最近のハイエンドイヤホン・ヘッドホンには標準搭載されているノイズキャンセリング機能も搭載。
スマートフォンに専用のアプリをインストールすることでイコライザを調節できたりと、まさに音楽鑑賞に適したヘッドホンです。
Razerといえば、三つ蛇にグリーンの派手な印象が強いですが、Razer Opusは黒一色で統一されたゲーミング感が全く感じられないデザイン。
全体的なフォルムも、シンプルで無駄のない洗練された仕上がりです。

この記事では、Razer初の音楽鑑賞用ヘッドホン『Razer Opus』のレビューをしていきます。
- Razer好き
- 高音質な音楽を楽しみたい
- コスパの良いノイズキャンセリング搭載ヘッドホンがほしい
Razer Opus|概要
Razer Opus は、ゲーミングデバイスを主に取り扱うメーカー『Razer』の製品です。
カラーは「ミッドナイトブルー」「ブラック」の2色展開。

ミッドナイトブルー

ブラック
ミッドナイトブルーは濃いめの青で、ブラックに近い色合いをしています。
Razer Opus の技術仕様 | |
---|---|
ドライバー | 40mm ダイナミックドライバー |
接続方式 | Bluetooth / 有線(3.5mm アナログ) |
コーデック | AAC / APTX |
周波数特性 | 20Hz 〜 20kHz |
マイク | ハイブリッドアクティブノイズキャンセリングテクノロジー用 × 4 ボイスチャット用 × 2 |
バッテリー持続時間 | 最大25時間 |
重量 | 265g |
パッケージを開くと、キャリーケースと四角い封筒が登場。
キャリーケースの中に、本体や周辺機器類がまとめて収納されています。
- ① Razer Opus 本体
- ② 充電用USBケーブル
- ③ 有線接続用ケーブル
- ④ 機内用変換アダプター
- ⑤ USB-C → USB-A 変換アダプター
- ⑥ クイックスタートガイド
- ⑦ Razer ロゴステッカー
まずは、Razer Opus 本体の外観から見ていきます。
左右のイヤーカップには、THX認証マークが印字されています。
Razer おなじみの三つ蛇は描かれていなく、側面は非常にシンプル。
イヤーカップ左側には、前方に向かってノイズキャンセリング切り替えボタン(アンビエントモード)、電源ボタン、有線接続端子、USB-C充電ポートと並んでいます。
反対面の右側イヤーカップには、音楽再生時のコントロールボタンが並んでいます。
ヘッドバンドは、外側・内側ともにPUレザー製。
質感もよく、高級感が感じられます。
内側のクッションは、見た目によらずかなりふかふかです。
スライダーは小刻みに伸び、ほぼ無段階で調節が可能。
固すぎないので、調節も楽です。
Razerのロゴについては、左右のスライダーに銀文字で印字されています。
今回三つ蛇はどこにも描かれていなく、『RAZER』の文字だけでシンプルな仕上がりです。

Razer Opus を手にとって一番驚いたポイントがここ。
イヤーパッドが極上にふかふかなんです。
画像では伝わりにくいのですが、例えるなら羽毛布団くらいやわらかいです。

Razer Opus|接続方法
電源ボタンを長押しし、ペアリングモードに移行します。
無事ペアリングモードに入ると、青色ランプが点滅します。
iPhoneの場合、設定→Bluetooth と進み、一番下までスクロールします。
すると「Raze Opus」が表示されるので、タップします。
Razer Opusが「接続済み」になっていれば、接続完了です。
Razer Opus|実際に使用してみての感想
心地いい装着感
側圧は思ったより弱めで窮屈感が感じられず、非常に心地よい装着感です。
私は頭が大きいので側圧を気にしていたのですが、1時間以上付けっぱなしにしていても耳の負担は感じられませんでした。

また、密閉型なので遮音性も高く、外部への音漏れが少ないのもポイント。
バランスの良い音質
音楽を実際に聞いてみましたが、低音域〜高音域までバランス良く、しっかり音楽鑑賞向けにチューニングされているヘッドホンだと感じました。
低音、高音ともに飛び抜けているわけではなく、その中間をとったような音質です。
さすがTHX認定を取得しているだけあって、音質に関しては文句なしの仕上がりです。
自動停止機能も搭載されており、鑑賞中にヘッドホンを外すとオーディオが自動で一時停止し、再度装着すると自動で再生されます。
映画鑑賞については、思ったより臨場感は感じられず、普通に音質のいい映画を見ているといった感じです。
初期設定のまま聞けば平べったい音になりますが、アプリをインストールすれば低音などを調節でき、より迫力のある音質を楽しむことができます。(アプリについては下記を参照)
ゲームもプレイしてみました。
ここで重要なのが、音が遅れて聞こえてくる『遅延』なのですが、無線でつなぐと若干の遅延があるように感じられました。
特にFPSや音ゲーなどはその傾向が強く、ゲームをするのなら有線で繋ぐか、ゲーミング用のヘッドホンを使用することをおすすめします。
音質に関しては、あくまで『音楽鑑賞向け』のヘッドホンだと感じました。
ノイズキャンセリング機能について
Razer 初の音楽鑑賞用ヘッドホンということで、ノイズキャンセリング機能も気になるところ。
試しにサーキュレーターの近くでノイズキャンセリング機能をオンにしてみたのですが、「スウウウゥゥゥゥ・・・」っと緩やかに静かになっていき、サーキュレーターの風音がかなり軽減されました。
AirPods Pro ほどではないですが、他社製のノイズキャンセリング機能を搭載したイヤホンやヘッドホンと比べると結構強めの効き具合だと感じます。
BGMが大きく流れているカフェなどで使用した時も、すごい遠くで音を聞いているような感覚になります。
他の方のレビューで「サーーーっといったホワイトノイズが気になる」と記載されている記事も見かけましたが、確かにホワイトノイズは若干乗っているものの、私はさほど気になりませんでした。

キャリーケースで持ち運びにも便利
Razer Opus には、持ち運び用のキャリーケースが付属しています。
ハードケースで耐衝撃性もあり、表面素材もPUレザー製で、とにかくかっこいい。
コンパクトに収納し、有線接続用のケーブルや充電ケーブルまでまとめて持ち運べるのが嬉しいですね。
専用アプリで好みの音質に変更可能


専用アプリをインストールすることで、イコライザの調節が可能になります。
プリセットされているのは「THX」「増幅」「音声」「低音の強化」「クリアさの向上」の5種。
基本的に音楽鑑賞は「THX」がベストかと思いますが、もっと低音がほしいときやクリアな音質を楽しみたい人はイコライザを調節してみてください。
Razer Opus|まとめ
以上、Razer初の音楽鑑賞用ヘッドホン『Razer Opus』のレビューでした。
Razer Opus は、THX認定を取得した高音質ワイヤレスヘッドホンです。
全体的なフォルムも無駄のないシンプルな仕上がりで、外出先でも使いやすいデザインになっています。
細かな改善点はいくつかあるものの、この価格帯では非常に完成度の高い製品でした。

万人におすすめしたいヘッドホンです!