どうも。ゆっぺ(@greenvip_jp)です。
3年間使用したiPhone Xから、iPhone 12 miniへ乗り換えました。
iPhone Xといえば、ホームボタンの廃止、初の全画面表示とデザインが刷新され、現在のiPhoneの姿の原点ともいえるモデルです。
iPhone 10周年記念モデルということもあり、乗り換えた人も多いのではないでしょうか。(目新しいものが大好きな私は、徹夜でApple Storeに並び購入しました)
あれから3年。
iPhone 4Sを思い出すかのような角張ったデザインの復刻、従来のiPhoneよりさらに小さい「mini」を仲間に加え、iPhone 12として登場しました。
特に「mini」は、従来のiPhoneよりさらに小型化し、コンパクトに持ち歩きたい人に大注目のiPhoneです。
今回、私のようにiPhone XからiPhone 12 miniへの乗り換えを検討している人へ向け、サイズや性能の比較も交えながら、乗り換えての使用感・持ち心地などを話していこうと思います。
もくじ
結論から。乗り換えは最高でした。
私個人としての感想をはじめに話すと、乗り換えは最高でした。
miniへの乗り換えを検討しているということは、このサイズ感に惹かれた人がほとんどだと思います。
もちろん私もその一人で、iPhone 12 miniが登場する前は、iPhone SEへの乗り換えも検討しているほどでした。
普段私は、iPadやMacBookも併用しているので、iPhoneに対しては「ただ連絡手段として使用できればいい」としか思っていませんでした。
正直、最近のiPhoneはサイズが大型化していく一方で、一番最小のサイズでも端まで指が届かなかったり、ポケットに入りにくかったりと、お世辞にも心地いいサイズ感とは言えませんでした。
3年間使用していたiPhone Xも、手が大きめな私ですらこのサイズは大きいなと感じていました。
miniはというと、すっぽり手に収まるサイズ感で、ただ連絡手段として使用したい私の欲求を満たしてくれます。
数時間miniを使用した後にiPhone Xを持つと、3年間使い続けてきたはずなのにiPhone Xが「使いにくい」と感じてしまうほど。
私のように使用用途の一番上に「連絡手段として」が来るならば、miniは最高の選択となると思います。
iPhone 12 miniの開封
iPhone 12 miniを開封していきます。
本体カラーはグリーンを選択。
容量は128GB。
最近はほぼ全てのデータをクラウド上に保存しているので、128GBでも多いくらいです。(でも余裕を持って128GB)
今作より、今まで付属していた「イヤホン」「ACアダプタ」が廃止され、パッケージが薄型化しています。
事前にクリアケースを購入しサイズ感を確かめていたのですが、やはり実物を見るとその小ささに感動します…
液晶には白い保護シートが貼られています。
付属品は、iPhone 12 mini本体とUSB-C to Lightningケーブルのみ。
白い封筒には、SIMピン、説明書、Appleステッカーが同封されています。
小せぇ………
何度見ても口にしてしまうこのサイズ感。
特別巨大なiPhoneから乗り換えたわけでないのですが、いつも使っているものだからこそ、その変化が顕著に実感できます。
手に持つとこんな感じ。
ギュッと手で包み込めるほど小さいです。
サイズに加え、大きな変化がもう一つ。
側面フレームが丸まったデザインから、角張ったシャープなデザインになりました。
背面はガラス仕様。
つやつやした表面でおもちゃ感も否めませんが、筐体サイズが小さいのでおもっちゃっぽいのが逆に可愛らしく見えます。
側面フレームはアルミニウム素材。
コンパクトさが売りの製品なので、軽量素材を使用しているのは嬉しいポイントです。
また、iPhone 12 Proシリーズのような高級感はありませんが、指紋がつきにくいです。
ゆっぺ
サイドはボタンなどは頻繁に触れるところなので、指紋がつきにくいのは嬉しい…
底面はスピーカーと充電ポート。
USB-CではなくLightning据え置きです。(白目)
カメラは超広角レンズ、広角レンズを搭載。
重量は134g。
外観や性能の比較
ここから、iPhone XとiPhone 12 miniの外観や性能面を比較レビューしていきます。
性能(スペック)
機種 | iPhone 12 mini | iPhone X |
---|---|---|
CPU | A14 Bionic | A11 Bionic |
RAM | 4GB | 3GB |
ストレージ | 64GB / 128GB / 256GB | 64GB / 256GB |
通信 | 5G | 4G |
本体サイズ | 131.5 × 64.2 × 7.4mm | 143.6 × 70.9 × 7.7mm |
重量 | 133g | 174g |
画面サイズ | 5.4インチ | 5.8インチ |
液晶の種類 | Super Retina XDRディスプレイ | Super Retina HDディスプレイ |
バッテリー | 2,227mAh | 2,716mAh |
アウトカメラ | 1,200万画素 (超広角、広角レンズ) | 1,200万画素 (広角、望遠レンズ) |
インカメラ | 1,200万画素 | 700万画素 |
顔認証 | ◯ | ◯ |
指紋認証 | ✕ | ✕ |
MagSafe | ◯ | ✕ |
性能面については説明するまでもなく、3年もの差があるので全体的に向上しています。
外部的な比較は後記するとして、内部的な比較で特に飛躍したと感じたポイントがCPU性能です。
CPUチップセットは新しいiPhoneが登場する度にさらに高速なものが搭載されていますが、3年もスパンがあると目玉飛び出るくらい高速に感じます。
CPUの進化に伴いアプリもアップデートを続けているので、過去のCPU性能だとアプリによってはもたつきを感じます。まさにiPhone Xを使っていると、タスクがたまるともたついたり、読み込みに時間がかかっていました。
まだ開封してまっさらの状態なので高速に感じるのかもしれませんが、ベンチマークの差は歴然なので間違いないでしょう。
通信規格も、時代に合わせ5G対応となりました。
しかし、現状として5G対応エリアがとても限られているので、私が5Gを体感するのはまだ先になりそうです…(5G通信するとバッテリーが激減するという情報もあるので少し心配)
外観
パッケージが薄型化され、iPhone Xの約半分ほどの薄さになりました。
パッケージ保存民にとっては少し嬉しい…
サイズ比較はこんな感じ。
iPhone Xは側面フレームが曲面だったのに対し、iPhone 12 miniは角張っているのでキュッと引き締まり、より小さくコンパクトに見えます。
背面はどちらもガラス素材で、光沢感や耐久性は変わりありません。
後は「iPhone」の文字がなくなり「りんごマーク」が中央にきたことくらい。
薄さはほとんど変わりありません。
Lightning端子なのも一緒ですね。
ボタン配列も変わりありません。
小さな変更点ですが、SIMカードの挿入口が電源ボタン下→音量ボタン下に移動しています。
重量
両者、重量を比較すると、約40gの差があります。
40gなんて大した差がないように思いますが、両手で持ち比べてみるとその差は明らか。
iPhoneはいつも持ち歩くものなので、その重量は完全に体に染み付いています。
ゆっぺ
毎日使っているからこそ、たった40gの差も大きく感じる…
「これぞ携帯」とうなずいてしまうほど、iPhone 12 miniは満足のいく重量に感じました。
持ち心地
iPhone Xは指の関節を食い込ませて挟む感覚でしたが、iPhone 12 miniは完全に手のひらで包み込めます。
この持ち心地がほんっっっっとうに最高すぎる…
この軽さといい持ち心地といい、謎に理由もなく持って↔置いてを繰り返していたのは内緒です。
持ち心地はサイズによっての違いもあるのですが、側面フレームの形状も大きな要因。
側面フレームだけで見たら、従来の丸まったデザインのほうがシームレスに握れて心地いいという声も少なく無いのですが、私は角張ったデザインのほうがしっかりホールドしている感覚がして好みです。
操作性
iPhoneの操作比較で多く取り上げられているのが「画面端まで指が届くのか問題」ですが、画像の通り、iPhone 12 miniは右上まで無理することなく指が届き、片手でコントロールセンターまでアクセスできました。
iPhone X時代は画面端をタップするのにわざわざ持ち方を変えたり、両手操作をしたりしていたのですが、iPhone 12 miniは片手で全ての操作を完結できます。
ゆっぺ
筐体サイズが少し違うだけで、操作性に大きな差が出る…
何度も言いますが私は手が大きい方なので片手で届きましたが、女性の方や手が小さい人は、もしかしたら少し持ち方を工夫する必要があるかもしれません。
いずれにしろ、操作性はかなり向上しています。
画面の見え方
筐体サイズが変わったことによる見え方の違いですが、純粋にそのまま画面が小さくなっただけです。
もちろん、文字やボタン、写真など見え方は全体的に小さくなりますが、特に見えにくくなったりは感じていません。
ノッチもそのままです。
ブラウザの見え方はこんな感じ。
表示領域は狭くなっていますが、最近のブラウザは文字の大きさを変更することもできるので、miniへの乗り換えによって文字が見えにくくなった人は、設定で変更すれば問題ないかと思います。
カメラ性能
アウトカメラの画素数は両者とも1,200万画素と変わりないのですが、写真の写り具合が若干異なります。
こちらは、昼間の海で撮影した写真です。
画角やきめ細やかさは変わりなく見えますが、iPhone 12 miniで撮影した写真のほうが色鮮やかに見えます。
こちらは夕方の自然を撮影した写真。
薄暗い夕方になると、写り具合に大きな差が出ました。
iPhone Xの方はくっきりと影が写っており、全体的に暗く、赤みが強い印象。
対してiPhone 12 miniは影がほとんど消え、より鮮やかに写った印象です。
iPhone 12 miniで撮影した写真の方が、肉眼で見た景色に近いように感じます。
また、iPhone XにはなくiPhone 12 miniに搭載されているのが超広角レンズ。
先程の写真と同じ立ち位置で撮影してみました。
iPhone 11以降から搭載されているので既に使っている人も多いですが、未体験のiPhone Xユーザーが超広角で撮影するとその画角の広さに感動します…
こちらは夜の自然を撮影した写真。
iPhone 12 miniはナイトモードを搭載しているので、暗所でも明るく撮影できます。
iPhone Xで撮影した写真は、暗いだけでなく全体的に画質が潰れていますが、ナイトモードで撮影した写真は明るく精細に写っています。
乗り換えによって得たものと失ったもの
ここからは完全に私の主観となりますが、iPhone XからiPhone 12 miniへと乗り換え、得たものと失ったものについて話していきます。
得たもの:手に収まるサイズ感
何と言ってもiPhone 12 miniの醍醐味が、手のひらに収まるサイズ感。
冒頭でも散々お話しましたが、iPhone XからiPhone 12 miniへの乗り換えで持ち心地は大きく変わります。
手の大きい男性からしたら本当におもちゃみたいなサイズで、「高機能をギュッと濃縮した俺の秘密兵器」みたいな厨二病心をくすぐるサイズ感です。
また、筐体サイズが小さくなったことにより、ポケットにもシームレスに入るようになりました。
今までのiPhoneはジーンズなど口の狭いポケットには入れにくかったのですが、iPhone 12 miniのサイズであればスッと入っていき、スッと取り出せます。
得たもの:シャープなiPhoneらしいデザイン
iPhoneといえばやっぱりこれ。
シャープな角型iPhoneは「iPhone 5S」が最後だったので、実に7年ぶりの復活です。
古参iPhoneユーザーは懐かしさを感じるのではないでしょうか。
「角張ったからなんだ」って話ではあるのですが、iPhoneを愛している人からするとこれだけでも買い替えたくなるポイントですね。
実用性で言うと、手に引っかかりやすくなっただけです(小声)
失ったもの:バッテリー持ち
iPhone 12 miniユーザーが問題点を上げるとすれば、みんな口を揃えて「バッテリーの持ちが心配」と答えるでしょう。
- iPhone X → 2,716mAh(最大13時間のビデオ再生)
- iPhone 12 mini → 2,227mAh(最大15時間のビデオ再生)
チップセットや液晶サイズの兼ね合いもあり、iPhone Xよりはバッテリー持ちは良くなっていますが、最近のスマートフォンは長時間駆動するものも多いので、それらと比較すると2,227mAhはちょっと頼りなく思えてしまいます。
しかし「バッテリー持ちが心配」と大々的に言われていても、本当に困る人はごく一部で、一般のライトユーザーであれば十分すぎるバッテリー容量と言えます。
特に私のように「連絡手段として」を主としているのなら、まず困ることはないでしょう。
乗り換えてのまとめ
以上、iPhone XからiPhone 12 miniへ乗り換えての使用感、比較などを話してきました。
全体的に性能アップし、それを小型化させたのがiPhone 12 mini。
一番安いモデルでも74,800円〜とコスパも抜群。
iPhone XユーザーでコンパクトなiPhoneが欲しい人は、間違いなく「買い」の製品です。
ゆっぺ
「毎日触りたい」「小さいのにサクサク」
そんな一品です。
以上、ゆっぺ(@greenvip_jp)でした。